Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトのホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447を聴きながら星川まで

2010-07-23 06:13:13 | モーツアルトの作品
昨日は横浜駅から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1756年生まれのモーツアルトの作品。
ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447は、1783年に作曲された。
当時のホルン奏者ロイトゲープのために作曲されたこの作品は、
ホルンという楽器の魅力を伝える有名な作品の一つである。
聴いたCDは、アラン・シヴィルのホルン、ルドルフ・ケンペ指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるものである。

第一楽章アレグロは、協奏風ソナタ形式で書かれている。
最初弦楽器によって最近よくテレビのBGMで使われる旋律が奏され、
それに続き、ホルンがその旋律を奏でて協奏が始まっていく。
中間部はホルンを中心に展開されていき、
ホルンの豊かな音色を聴くことができる。
弦楽器が冒頭の主題を再現し、ホルンもそれに続き、
最後はテンポを落としたところでホルンのカデンツァとなる。
ここでホルン奏者の演奏技術が発揮され、最後は優雅に終わる。

第ニ楽章ロマンツェ:ラルゲットは、3部形式で書かれている。
弦楽器の伴奏に乗って、ホルンがゆったりとした旋律をたっぷり歌う。
弦楽器がその旋律を繰り返し、ホルンがもう一つの旋律を奏でる。
中間部はやや趣の変わった感傷的な短い旋律が奏でられ、
再び最初の旋律が奏でられ、牧歌的な雰囲気の中で終わる。
第三楽章アレグロは、有名な軽快な旋律がホルンによって奏され、
弦楽器もその旋律を引き継ぎ、ホルンと弦楽器で交互に旋律を奏でる。
シヴィルのホルンの音も豊かな響きと演奏テクニックを聴かせてくれる。
最後はホルンの堂々とした音とともに華やかに終わる。
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ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトのヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219を聴きながら

2009-04-02 22:16:46 | モーツアルトの作品
今日は八反橋付近から上星川駅まで環状2号線沿いに歩きました。
歩いた時間は、だいたい35分くらいでした。
途中聴いたのは1756年生まれのモーツアルトの作品。
モーツアルトについてはあまりにも有名なので略歴は省略する。
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」は、1775年に作曲された。
今回聴いたCDはパメロ・フランクのヴァイオリン、
ジンマンの指揮、チューリヒ・トーンハーレ管弦楽団による。
第一楽章アレグロ・オペラートは、協奏ソナタ形式で書かれ、
冒頭に管弦楽のトッティで主題が演奏され、
独奏ヴァイオリンが入って進行していく。
軽快で力強く、華やかな感じの音楽である。
CDではヨゼフ・ヨアヒムによるカデンツァが使われ、
それが終わったあとすぐに終わる。

第二楽章アダージョは、モーツアルトらしい音楽で、
管弦楽の演奏に続き、独奏ヴァイオリンが入り、
ゆったりとしたテンポで、歌うような旋律が奏でられる。
夢のような牧歌風な、そして平和な感じの音楽である。
途中カデンツァはヴァイオリンの楽器の魅力を十分に伝えてくれる。
そのカデンツァのあと、音楽はすぐに終わる。
第三楽章ロンド-テンポ・ディ・メヌエットは、
ヴァイオリン中心に優雅な感じで始まる。
この楽章が興味深いのはそのあとに現れるトルコ風行進曲である。
この部分の荒々しい感じの音楽がいいのである。
その音楽の中ヴァイオリンは軽快に旋律を奏でていく。
それが終わってからは何事もなかったように、
再び優雅で宮廷的な音楽となり、最初の主題が現れて終わる。
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ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトの交響曲第21番イ長調を聴きながら二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2009-01-15 06:35:58 | モーツアルトの作品
昨日は、二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1756年生まれのモーツアルトの作品。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトは、
有名な作曲家なので、いまさら略歴等に触れるのは省略する。
交響曲第21番イ長調K.134は1772年に作曲された作品である。
弦楽器以外に、フルート2、ホルン2が加わっている。
モーツアルトと同時代の作曲家たちの交響曲を聴いたあと、
モーツアルトの交響曲を聴くと、やはり一線を画したものが、
彼が16歳で作曲したこの交響曲の中にもあると感じてしまう。
もちろん、後期交響曲の傑作群を聴くとそれは歴然としているが、
その偉大さをこの時期の交響曲群からわずかではあるが感じる。

第一楽章アレグロは、弦楽器によって力強く始まる。
ハイドン風のソナタ形式のスタイルではあるが、
モーツアルトらしい個性をみることができる。
ホルンとフルートが加わり、華やかな感じがある。
3/4拍子で書かれており、舞踏的であり、優雅さがある。
第ニ楽章アンダンテは、弦楽器の奏する旋律が美しい。
その歌のような旋律は、何度も変形され繰り返されていく。
フルートとホルンの絡み方が、とてもうまいなあと感じさせる。
夢みるような、ゆったりとした優雅な楽章である。
第三楽章メヌエット&トリオは、複合三部形式の曲で、
メヌエットの優雅で軽快な感じがいいが、
弦楽器の旋律の動き方がすばらしい。
トリオの部分でフルートとホルンが活躍するが、
その裏で響くヴァイオリンのピッチカートが印象的である。
再びメヌエットが奏され、力強く終わる。
第四楽章アレグロは、弦楽器中心に力強い旋律が奏でられる。
軽快であり、ヴァイオリンの刻むリズミックな部分が印象的で、
主題の展開の仕方にも成長がみられるソナタ形式の楽章である。
最後のコーダでもフルートが入り、華やかに全曲を閉じる。
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アマデウス・モーツアルトのフルート四重奏曲とウィリアム・ベネット

2008-07-19 09:54:23 | モーツアルトの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げる曲は、1756年生まれのモーツアルトの作品。
モーツアルトについてはいまさら説明の必要はないだろう。
フルート四重奏曲についてもよく知られているが、
今回聴いたのはウィリアム・ベネットが演奏するものだ。
グリュミオー・トリオとの競演によるCDはなかなかである。
フルート四重奏曲の第1番から第3番は、
オランダのフルート愛好家であったド・ジャンのために
作曲された曲だということだが、ここでは第1番、第2番と
第4番のフルート四重奏曲をとりあげてみる。

フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285は、
1777年に作曲された作品である。
第一楽章アレグロの軽やかにフルートが奏する旋律は、
いつ聴いても心地いいものである。
弦楽とかけあいながら演奏するベネットのフルートは、
しっかりと音が鳴りきっているのがいい。
展開部のところの陰のつけかたもすばらしい。
第二楽章アダージョは、ベネットのよさが出ており、
弦楽器のピッチカートの演奏にのってフルートが奏する旋律は、
歌うような旋律でもあり、時に哀愁をただよわせている。
第三楽章ロンド・フィナーレは、華やかな音楽である。
宮廷風な音楽は、それぞれの楽器のよさを発揮しながら、
躍動感ある演奏となっており、聴いていて楽しい。

フルート四重奏曲第4番イ長調K.298は、
1786年に作曲された作品で、第一楽章の主題と変奏曲は、
ホフマイスターの歌曲「自然に寄す」の旋律をもとにしている。
第二楽章メヌエットは、軽快な舞曲風の短い曲だ。
トリオの部分のフランス民謡による部分がいい。
「バスティエンヌの長靴」という曲を使っているらしい。
第三楽章ロンドの主題は、ジョバンニ・パイジェットの
オペラ「勇敢なる競演」の旋律を使っている。
いかにもオペラらしさを感じさせる部分もあり、
華やかさの感じさせる演奏である。
当時広く親しまれていた曲を各楽章の主題として
使っているところが特徴といえるだろう。

フルート四重奏曲第2番ト長調K.285aは、
1778年に作曲された2楽章からなる作品である。
第一楽章アンダンテはソナタ形式によるものだが、
おだやかな、ゆったりとした旋律を
ベネットはたっぷりと吹きあげている。
第二楽章はメヌエットの楽章で軽快な曲。
優雅なその中にアンサンブルの魅力を見させてくれる。
グリュミオー・トリオによるサポートは最高である。
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モーツアルトの「ドン・ジョバンニ」を聴きながら、二俣川から町田まで歩く

2008-01-03 10:24:17 | モーツアルトの作品
昨日は二俣川から町田駅まで歩きました。
16号線を北上し、246号線を横断し、町田街道に入り、
金森付近を通過すると町田駅まで少しの距離になる。
歩くこと2時間30分から40分でようやく駅に到着した。
長い時間歩くから、その時間にふさわしく歌劇を聴くことにした。
モーツアルトの「ドン・ジョバンニ」は3時間近くかかる作品である。
今回聴いたのはシギスヴァルト・クイケン指揮、
ラ・プティット・バンドの演奏によるもの。

女性を誘惑したり、人殺しをするなど
社会的モラルから逸脱したジョン・ジョバンニへの復讐劇、
簡単にいってしまえばそんなあらすじなのだが、
モーツアルトの音楽のいろいろな要素が、
垣間見れる作品であり、アリアも印象深いものばかりだが、
ここでは、第2幕第11場の二重唱について触れておく。
ドン・ジョバンニとレポレッロによるものだが、
二人のところに騎士長の石像が訪れる場面だ。
不気味さを感じさせる石像が登場しても
ドン・ジョバンニはおびえたりすることはない。
夕食をご一緒したいという申し出を受ける。
彼の死が迫っているにもかかわらず、
レポレッロが怯えているのと対照的に、
彼は平然としているのだが、
ここがこの物語の転換点であろう。

「ドン・ジョバンニ」の中で使われている曲に
合唱曲として編曲された箇所があり、
中学生のときに合唱部で歌った記憶がある。
顧問はその原曲を知る必要があったのか、
「ドン・ジョバンニ」のレコードをわざわざ買っていた。
中学生の時にはこの「ドン・ジョバンニ」の
物語そのものに興味がなかったが、
改めて読むとすごい話である。
それだけ昔の時代よりも今の時代の方が
平凡な世の中であるということで、
逆に言えば、昔はこんなこと自体が、
あたりまえのものだったのかもしれない。
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