Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ダリウス・ミヨーの交響曲第4番作品281を聴く

2021-10-30 13:39:26 | 古典~現代音楽フランス編
久しぶりにブログを書きます。
今回取り上げるのは1892年生まれのミヨーが、
1947年に作曲した交響曲第4番作品281である。
この作品は二月革命の100周年を記念して作曲されたものである。
聴いたCDの演奏はダリウス・ミヨー指揮、
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団によるものである。
第一楽章「蜂起」は、打楽器の荒々しいリズムで始まり、
トランペットなども加わり、勇ましい感じが描かれる。
二月革命における市民の蜂起の様子を対位法により、
まるでお祭り騒ぎのように描いている。
第二楽章「共和国の死者たちに」は、
革命で亡くなった人たちの死を悼むように、
木管楽器が悲しげな旋律を奏でながら表現していく。
死の重々しさと戦闘の悲惨さを訴えているような、
葬送的な雰囲気が漂ってくる。
第三楽章「自由回帰の静かな喜び」は、
弦楽器が生き生きとした旋律を奏で、
自由になったことへの喜びを描いている。
第四楽章「1948年を記念して」は、
打楽器の力強いリズムで始まり、
革命家たちの活躍への礼賛を表現していく。
弦楽器と金管楽器が旋律を奏で、高揚したところで終わる。
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エクトール・ベルリオーズの序曲「ウェイヴァレー」作品1を聴く

2021-08-15 14:10:58 | 古典~現代音楽フランス編
12日には久しぶりに歩き、二俣川から瀬谷の南台まで歩きました。
長屋門公園を通過し、瀬谷柏尾道路に入り、
大神上橋に向かい、和泉川を渡り、
住宅街を抜けて目的地のパン屋に着いた。
所要時間はおよそ1時間であった。
今回取り上げるのは1803年生まれのベルリオーズが、
1828年に作曲した序曲「ウェイヴァレー」作品1を取り上げる。
今回はミッシェル・プラッソン指揮、
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団の演奏を聴いた。
ウォルター・スコットの歴史小説「ウェイヴァレー」に、
刺激を受けて作曲されたロマンティックな作品である。
ゆったり始まるアレグレットの部分では、
歌うような弦楽器の旋律が印象的である。
やがて、明るく軽快なアレグロの部分に移り、
弦楽器に続き管楽器が旋律を奏でていく。
前半とはうってかわって華やかな感じになり、
盛り上がったところで最後は力強く終わる。
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フローラン・シュミットの交響詩「夢(Rêves)」作品65を聴く

2021-08-12 11:01:06 | 古典~現代音楽フランス編
久しぶりに暇な時間ができたのでブログを書きます。
今回取り上げるのは1870年生まれのフローラン・シュミットが、
1913年に作曲した交響詩「夢(Rêves)」作品65を取り上げる。
今回はデイヴィッド・ロバートソン指揮、
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴いた。
40代を過ぎた彼が作曲したこの作品は、1918年11月に初演された。
レオン=ポール・ファルグという詩人の考えに関係するらしい。
バス・クラリネットの奏でる旋律に始まり、
オーケストラがそれに色彩を加えていく。
曲はとらえどころなく、展開のゆくえも分からない。
幻想的で、夏にふさわしく、印象派的な音楽である。
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エミール・ワイトトイフェルのギャロップ「プレスティシモ」作品152を聴く

2021-06-26 19:25:46 | 古典~現代音楽フランス編
しばらく仕事が忙しいこともあり、
ブログにとりかかる余裕もありませんでしたが、
マイペースでブログを更新していきたいと思います。
今回取り上げるのは1837年生まれのワイトトイフェルが、
1877年に作曲したギャロップ「プレスティシモ」作品152を取り上げる。
今回はウィリー・ボスコフスキー指揮、
モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団の演奏を聴いた。
明るく軽快な旋律が奏でられて始まる。
楽しい曲で、華やかさがあり、最後は力強く終わる。
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ジョルジュ・ビゼーの序曲「祖国」作品19を聴く

2021-04-18 10:31:12 | 古典~現代音楽フランス編
今回取り上げるのは1838年生まれのビゼーが、
1873年に作曲した序曲「祖国」作品19を取り上げる。
今回はエンリケ・バティス指揮、
メキシコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴いた。
プロイセン=フランス戦争での敗北のいう状況の中で、
祖国に対する愛国心の情熱が込められた作品である。
副題は「ポーランド戦争の挿話」であり、
演奏会用の序曲として作曲された。
力強く始まる冒頭の行進曲は戦争や軍隊を思わせる。
堂々とした旋律は強い信念を感じさせ、
牧歌的な旋律は平和を願う気持ちを思わせる。
再び冒頭の行進曲風の旋律が現れ、
金管楽器が加わって華やかになり、最後は力強く終わる。
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