Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

クロード=ベニーニュ・バルバトルのクラヴサン曲集第1巻を聴く

2022-04-26 02:09:53 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
土日は色々な交響曲を取り上げていくことにし、
平日はしばらくバロック以前の音楽を取り上げていこうと思います。
EMIから2000年頃に出ていたReflexeのシリーズの
アルバムを取り上げていこうと思います。
今週は「ルイ15世紀の時代のクラヴサン音楽」、
副題「ロココ後期のクラヴサン音楽」となっているCDの作品に触れる。
今回取り上げるのは1729年フランス生まれの作曲家、
クロード=ベニーニュ・バルバトルが、
1759年に作曲したクラヴサン曲集第1巻から4曲である。
クロード=ベニーニュ・バルバトルはディジョン生まれで、
父はオルガニストで、幼少期から父から音楽を学び、
クロード・ラモーに師事したあとは、
ノートルダム大聖堂のオルガニストとして活躍した。
王室でもオルガニストとして活躍し、
マリー・アントワネットにもクラヴサンを教えたようだ。
アラン・カーティスによるチェンバロ演奏である。
ラ・ド・カーズ(La de Caze)は、序曲となっており、
「勇ましくそしてはっきりと」という指示で力強く演奏される。
この時代の王室の華やかさを感じするが、やや哀愁が漂う。
ラ・デリクール(La d’Héricourt)は、
「気高く、遅くなく」という指示があるようで、
その通り力強く気品のある音楽である。
ラ・クルテイユ(La Courteille)はエールで、
明るく楽しい感じの歌謡風の旋律である。
ラ・リュジャック(La Lugeac)はジークで、
軽快で躍動的な音楽である。
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ジュゼッペ・タルティーニのヴァイオリン・ソナタト短調作品1の10「見捨てられたティド」を聴く

2015-10-14 06:20:57 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1692年に生まれたタルティーニが作曲した、
ヴァイオリン・ソナタト短調作品1の10「見捨てられたティド」である。
今回聴いたCDはファビオ・ビオンディのヴァイオリン、
リナルド・アレッサンドリーニのチェンバロ、
マウリツィオ・ナッデオのチェロ、
パスカル・モンテイエのテオルボの演奏による。
第一楽章アフェットゥオーゾ(やさしく、愛情持って)は、
ヴァイオリンの奏でる甘い切ない主題で始まる。
その主題をもとに展開されていく楽章である。
カルタゴの女王ディドの物語をもとにした作品で、
ディドがアエネアスを想う気持ちが描かれているようで、
やるせない想いが伝わってくる感じである。
第二楽章アレグロ・アフェットゥオーゾは、
激しい想いがあらわされた感じの音楽である。
力強く、そして心に秘めた気持ちが伝わってくる。
第三楽章アレグロは、穏やかな感じの旋律で始まる。
しかし、ヴァイオリンには秘めた想いが込められている。
最後は穏やかな感じで終わる。
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ヨハン・クリスチャン・シックハルトのリコーダー・ソナタ イ短調作品17の12を聴く

2015-10-13 06:30:07 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1682年に生まれたシックハルトが作曲した、
リコーダー・ソナタ イ短調作品17の12を、
ソロ・トランペット用に編曲したものある。
シックハルトは、ブランシュヴァイクで生まれ同地で音楽教育を受け、
有名な宮廷などの地位にはついていなかったが、
アムステルダムの出版社から多くの曲集を出版した。
今回聴いたCDはモーリス・アンドレのトランペットの演奏による。
速い動きの旋律がモーリス・アンドレの超絶な演奏技術により、
軽やかに奏でられていき、あっという間に終わる。
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ルイ・アントワーヌ・ドルネルのソナタ 変ロ長調を聴く、そして鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2015-10-08 07:04:31 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
今日までパソコンの接続の調子が悪くて、
何もできませんでしたが、ようやく回復しました。
昨日は鶴ヶ峰から二俣川まで歩きました。
今回取り上げるのは1680年頃に生まれたドルネルが、
作曲したソナタ 変ロ長調である。
ドルネルはパリでオルガンやクラヴサンの奏者として活躍した。
今回聴いたCDはフランス・ブリュッヘン、ケース・ブッケ、
ワルター・ファン・ハウヴェのリコーダー演奏による。
第一楽章は、3本のリコーダーで生き生きとした旋律で始まる。
それぞれが絡み合いながら、進行する。
第二楽章フーガ「快活に」、は、軽快な旋律が展開されていく。
第三楽章レントメンテは、ゆったりとしたテンポで、
3本のリコーダーが叙情的な旋律を奏でていく。
第四楽章ヴィヴマン(快活に)は、軽やかに旋律が奏でられて始まる。
3本のリコーダーで絡み合い、最後も明るく終わる。
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ベネデット・マルチェルロのリコーダー・ソナタニ短調作品2の11を聴く

2015-10-06 07:09:01 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
一昨日、昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1686年に生まれたマルチェルロが作曲し、
1712年に出版されたリコーダー・ソナタニ短調作品2の11である。
今回聴いたCDはフランス・ブリュッヘンのブロックフレーテ、
アンナー・ビルスマのチェロ、グスタフ・レオンハルトのチェンバロ演奏による。
第一楽章アダージョは、物悲しい感じのリコーダーの旋律で始まる。
それをチェロとチェンバロが支えていき、おだやかに終わる。
第二楽章アレグロは、軽快で生き生きとした旋律で始まる。
主題は展開されていき、最後は力強く終わる。
第三楽章ラルゴは、ゆったりとしたテンポで、
リコーダーが牧歌的な旋律を奏でていく。
第四楽章アレグロは、叙情的な主題で速いテンポで始まる。
速い動きは、演奏技術上も大変な感じで、最後力強く終わる。
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