Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

フランツ・リストの交響詩「ハムレット」S.103を聴く

2014-10-04 17:18:55 | 古典~現代音楽ハンガリー編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1811年生まれのハンガリーの作曲家リストが、
1858年に作曲した交響詩「ハムレット」S.103である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはクルト・マズア指揮、
ライプニッツ・ゲバントハウス管弦楽団の演奏による。
金管楽器と木管楽器が旋律を奏でて始まり、
重々しい運命を示すかのようにティンパニが響く。
弦楽器が奏でる旋律も暗さを感じさせる。
金管楽器と弦楽器により主題が繰り返され激しく荒々しい感じとなっていき、
ティンパニも加わり、徐々に盛り上がりをみせていく。
いったん静まった後は木管楽器中心に穏やかな感じになり、
独奏ヴァイオリンがそれに絡んでいく。
そして、再び弦楽器が力強く旋律を奏でて、
木管楽器もそれに絡んだあと再び木管楽器中心の穏やかな音楽となる。
それが終わると再び弦楽器と打楽器で荒々しい感じとなり、
低弦が主題を繰り返し、重々しい感じの中、ティンパニが響き、
金管楽器と木管楽器も加わり、死を暗示するかのように静かに終わる。
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ベラ・バルトークの舞踏組曲Sz.77BB86を聴きながら、二俣川から緑園都市まで歩く

2014-09-29 04:59:02 | 古典~現代音楽ハンガリー編
昨日は二俣川から緑園都市駅まで往復して歩きました。
途中聴いたのは、1881年生まれのハンガリーの作曲家バルトークが、
1923年に作曲した舞踏組曲(オーケストラのための)Sz.77BB86である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはピエール・ブーレーズ指揮、
ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏による。
第一曲モデラートは、ファゴットの軽快な舞踏風の旋律で始まる。
木管楽器中心にこの旋律が引き継がれ、
一方で弦楽器が奏でる叙情的な旋律が奏でられ、
次の激しく軽快な第二曲アレグロ・モルトに続く。
拍子が変化していき、そのあとクラリネットが旋律を奏でる。
第三曲アレグロ・ヴィヴァーチェは、力強い舞踏風の旋律で始まる。
穏やかな旋律が木管楽器によって奏でられ、最初の主題が繰り返されていく。
いったん穏やかになったあと、再び盛り上がって終わる。
第四曲モルト・トランクィロは、イングリッシュ・ホルンと、
バス・クラリネットが素朴な民謡風の旋律を奏でていく。
弦楽器がそれに呼応するような旋律を奏で、この対話を繰り返していく。
第五曲コモードは、再び荒々しい舞踏風の旋律が奏でられ、
徐々に盛り上がりをみせていき、そのまま終曲に続いていく。
第六曲フィナーレ:アレグロは、速く荒々しい旋律で始まる。
金管楽器が奏でたあと、第1曲の主題が繰り返され、
他の主題も現れ、徐々に盛り上がって最後力強く終わる。
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ゾルターン・コダーイの聖霊降臨祭(Whitsuntide)を聴く

2011-07-08 05:32:47 | 古典~現代音楽ハンガリー編
昨日も一日忙しく、ウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1882年生まれのコダーイの作品。
聖霊降臨祭(Whitsuntide)は、1929年に作曲された。
今回聴いたCDは、イローナ・アンドール指揮、
コダーイ少女合唱団の演奏である。
素朴なメロディがユニゾンで歌われたあと、
合唱となっていくそのハーモニーは美しい。
ハンガリー語で歌われる歌は色々な民謡の旋律を使っている感じだ。
ブルガリアン・ヴォイスで以前話題になった、
あの迫力ある生き生きとしたハーモニーの世界を感じさせる。
宗教的な部分と民族的な部分の両面を聴くことができる。
最後の舞踏的で民謡的な旋律も実に生き生きしていい。
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ベーラ・バルトークのピアノ協奏曲第1番Sz.83(BB91)を聴く

2011-07-01 06:29:45 | 古典~現代音楽ハンガリー編
昨日はウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは、1881年生まれのバルトークの作品。
ピアノ協奏曲第1番Sz.83(BB91)は、1926年に作曲された。
今回聴いたCDは、ジェルジ・シャーンドルのピアノであることは確か。
しかし、CDの裏表紙にはハインリッヒ・ホルライザー指揮、
バンベルク交響楽団の演奏となっているのだが、
CD本体にはロルフ・ラインハルト指揮、
バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団の演奏となっている。
どちらが正しいのかがこれではわからない。
Vox musicのサイトを見るとロルフ・ラインハルト指揮、
バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団のようであるし、
NAXOSのサイトもこの演奏者になっているので、こちらが正しいか。
第1楽章アレグロ・モデラートは、打楽器とピアノがリズムを叩き、
金管楽器が鳴り響いて始まるが、やがてピアノが主題を奏でていく。
その旋律はバルトークらしく民族色の濃いものである。
金管楽器や打楽器がそれに加わり、強烈なリズムを強調し、
木管楽器も絡みながら、ストラヴィンスキー的である。
独奏ピアノと他の楽器との対話しながら、荒々しいリズムが繰り返される。
最後までその荒々しさが保持され、突然終わる。

第2楽章アンダンテは、打楽器の鈍いリズムに乗り、
ピアノがゆったりとした旋律を奏でながら始まる。
神秘的な雰囲気を漂わせながら、木管楽器も絡んでいくが、
打楽器とピアノの繰り返すリズムの中、木管楽器も雄弁に旋律を奏でていく。
いったんピアノが旋律を奏でるが、再びフルートなど木管楽器が旋律を奏で、
打楽器と独奏ピアノのみになり、ピアノが技巧的な部分を少しみせたあと
ファゴットなど木管楽器が絡み、最後はピアノと打楽器のみとなる。
この楽章は切れ目なく、次の楽章に続いていく。
第3楽章アレグロ・モルトは、ピアノが力強い主題を奏でて始まる。
トランペットなどの金管楽器や木管楽器も加わりながら、
速いピアノの動きがさすがバルトークらしいところである。
打楽器の強烈なリズムと挑戦的なピアノの動き、
そしてこっけいな感じの木管楽器の動きと荒々しい金管楽器、
これらの個々の動きが絡みながら、短いカデンツァ的な部分か現れ、
徐々に盛り上がりをみせていき、駆け抜けるように最後一気に終わる。
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ベラ・バルトークの3つのハンガリー舞曲Sz.66を聴く

2011-06-21 07:32:56 | 古典~現代音楽ハンガリー編
昨日は卒業生と飲むことがあってウォーキングを休みました。
美酒を飲みつつ相談を聞き、悩みは人それぞれにあることを感じ、
思うようにはならない現実を知り、生きることの難しさを知る。
今回とりあげるのは、1881年生まれのバルトークの作品。
3つのハンガリー舞曲Sz.66は1914年に作曲された。
パデレフスキーが亡くなったあとにそれを悼んで作曲された。
「パデレフスキーへのオマージュ」という曲集の中に含まれた曲である。
今回聴いたCDは、ゾルタン・コチシュのピアノ演奏による。
第一曲アンダンテ・トランクィロ・ルバートは、
孔雀は飛んだという題がついた短い曲。
哀愁のこもった民謡は圧政に苦しむマジャール人を描いているようだ。
第二曲アレグロ・ノン・トロッポ・ウン・ポコ・ルバートは、
ヤーノシェダの市場でという題が付いたいかにも民謡的な旋律。
第三曲マエストーソは、白百合という題が付いている。
7つの音型からなる旋律は、これまたハンガリーらしい。
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