昨日は朝から雨が降っていたのでウォーキングはお休みしました。
昨日聴いたのは1906年生まれのグラサ(グラーサ)の作品。
彼はポルトガルのトマールに生まれ、
1924年にリスボン音楽院に入学して音楽を学んだ。
最初は、ストラヴィンスキーやバルトーク、
シェーンベルクの音楽に傾倒し、影響を受けていたようだが、
1937年パリに行き、シャルル・ケクランに作曲を師事し、
それからはポルトガルの民族音楽を取り入れ、
彼独自の音楽スタイルを確立したようである。
アカデミア・デ・アマドーリス・デ・ムジカで、
1941年からは教育活動に従事したようだ。
コンチェルト・ダ・カメラは、1965年に作曲された作品で、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチに献呈されている。
今回聴いたCDの演奏はロストロポーヴィッチのチェロ、
コンドラシン指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、
荒涼とした感じで始まるハープ、
ピアノと弦楽器に導かれ、チェロ独奏が入る。
チェロ独奏はある時は激しさも持ち、
訴えかけるような旋律を奏でていく。
音楽は緊張感を持ちながらチェロ中心に展開していく。
彼自身はポルトガルの共産党に入り、
独裁者アントニオ・サラザールの政権に反対した人物だ。
だからその政権下の時代に作曲されたのを考えると、
そこにはその時代背景が反映している感じもする。
第ニ楽章アンダンテは、チェロ独奏によって始まる。
チェロが奏でる音楽には、シリアスな雰囲気であり、
政治的重圧という現実の中で何かを語ろうとする感じに思える。
第三楽章フィナーレは、4つの音型からなる音列が示され、
それをもとにチェロ独奏と管弦楽による掛け合いが続く。
音楽は時に闘争的でもあり、攻撃的なリズムを以って、
管弦楽はチェロとの競演を展開し盛り上がっていく。
それがいったん静まると、独奏チェロ中心に音楽は展開し、
最後は何かを回顧するかのような感じの中、静かに終わる。
昨日聴いたのは1906年生まれのグラサ(グラーサ)の作品。
彼はポルトガルのトマールに生まれ、
1924年にリスボン音楽院に入学して音楽を学んだ。
最初は、ストラヴィンスキーやバルトーク、
シェーンベルクの音楽に傾倒し、影響を受けていたようだが、
1937年パリに行き、シャルル・ケクランに作曲を師事し、
それからはポルトガルの民族音楽を取り入れ、
彼独自の音楽スタイルを確立したようである。
アカデミア・デ・アマドーリス・デ・ムジカで、
1941年からは教育活動に従事したようだ。
コンチェルト・ダ・カメラは、1965年に作曲された作品で、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチに献呈されている。
今回聴いたCDの演奏はロストロポーヴィッチのチェロ、
コンドラシン指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、
荒涼とした感じで始まるハープ、
ピアノと弦楽器に導かれ、チェロ独奏が入る。
チェロ独奏はある時は激しさも持ち、
訴えかけるような旋律を奏でていく。
音楽は緊張感を持ちながらチェロ中心に展開していく。
彼自身はポルトガルの共産党に入り、
独裁者アントニオ・サラザールの政権に反対した人物だ。
だからその政権下の時代に作曲されたのを考えると、
そこにはその時代背景が反映している感じもする。
第ニ楽章アンダンテは、チェロ独奏によって始まる。
チェロが奏でる音楽には、シリアスな雰囲気であり、
政治的重圧という現実の中で何かを語ろうとする感じに思える。
第三楽章フィナーレは、4つの音型からなる音列が示され、
それをもとにチェロ独奏と管弦楽による掛け合いが続く。
音楽は時に闘争的でもあり、攻撃的なリズムを以って、
管弦楽はチェロとの競演を展開し盛り上がっていく。
それがいったん静まると、独奏チェロ中心に音楽は展開し、
最後は何かを回顧するかのような感じの中、静かに終わる。