Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

フィレクト・アミロフとエルミラ・ナジーロヴァのアラビアの主題のピアノ協奏曲を聴く

2013-12-05 06:27:13 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日もウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1922年生まれのアゼルバイジャンの作曲家アミロフと、
1928年生まれのアゼルバイジャンのピアニストのナジーロヴァの共作で、
1957年作曲されたアラビアの主題のピアノ協奏曲である。
アミロフの略歴は以前触れたので。省略する。
今回聴いたCDはファルハド・バダルベイリのピアノ、
ドミートリー・ヤブロンスキー指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロは、軽快なリズムにあわせて、
ピアノが入り、アラビア風の主題を奏でていく。
これに続き木管楽器によりアラビア風のもう一つの旋律が奏でられ、
ピアノがその旋律を受け継いでいくが、とてもロマンティックである。
そのあとこの二つの主題をもとにした展開部に入るが、
なかなかの展開の技法であるが、とても聴きやすい。
ピアノのカデンツァの部分も魅力的である。
最後は行進曲風に盛り上って終わる。

第二楽章アンダンテ・ソスティヌートは、
弦楽器のユニゾンにより重々しく旋律が奏でられる。
そしてピアノが入り、その旋律を受け継いでいき、
再び管弦楽の部分とピアノ中心の部分が交互に繰り返される。
中間部はピアノ中心に軽快でリズミックな部分が現れ、
それが終わると冒頭の重々しい旋律が奏でられ、
冒頭の部分が繰り返され、最後は静かに消え入るようにして終わる。
第三楽章アレグロ・ジウストは、明るく軽快な旋律で始まり、
ピアノもその明るく軽快な旋律を引き継いでいく。
管弦楽がそれに絡んでいくが、ここでもアラビア風の旋律が現れる。
その旋律をもとに展開されていき、金管楽器が絡んでいく。
管弦楽全体で盛り上って、最後は力強く終わる。
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ギヤ・カンチェリの「ドゥダックの方へ」を聴く

2013-12-04 05:26:20 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日もウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1935年生まれのグルジアの作曲家、
カンチェリの作品「ドゥダックの方へ」である。
彼の略歴は以前触れたので。省略する。
今回聴いたCDはミヒャエル・ヘルムラート指揮、
ドレスデン交響楽団の演奏による。
金管楽器により奏でられる旋律は宗教的な雰囲気を感じさせる。
ハープと木管楽器、弦楽器による悲しげな旋律が流れ、
再び金管楽器が冒頭の旋律を奏で、
その後再び弦楽器とハープと木管楽器で悲しげな旋律を奏でていく。
悲しみと宗教的な祈りが繰り返されていくような感じである。
そのあとは美しい旋律が繰り返され、
時々それを打ち破るかのような金管楽器の音を繰り返し、
最後は弦楽器のみが残り、静かに終わる。
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ペーター・スカルソープの「カカドゥ」を聴く

2013-12-03 05:14:26 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日もウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1929年生まれのオーストリアの作曲家、
スカルソープが1988年に作曲した「カカドゥ」である。
「カカドゥ」とは、オーストラリアにある国立公園の名称である。
彼の略歴は以前触れたので。省略する。
今回聴いたCDはジェイムズ・ジャッド指揮、
ニュージーランド交響楽団の演奏による。
荒々しい打楽器のリズムと弦楽器が奏でる旋律で始まる。
それが終わると、壮大な感じの音楽になり、金管楽器が活躍する。
そして再び荒々しい打楽器のリズムと金管楽器で盛り上っていく。
静まったあとは、オーボエの奏でる旋律を中心に展開されていく。
そのあとは自然の中の動物たちの鳴き声を感じさせるような音楽と、
優しい宗教的な旋律を弦楽器が奏でていく音楽が展開されていく。
再び荒々しい打楽器のリズムと金管楽器で盛り上げていく。
金管楽器を中心に壮大な感じの旋律を奏でて最後力強く終わる。
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オタール・タクタキシヴィリの交響曲第2番ハ短調を聴く

2013-12-02 05:57:02 | 古典~現代音楽その他の地域編
一昨日、昨日もウォーキングを休んでいます。
まだ時々咳が出るので、本当に今年の風邪は長引きます。
今回とりあげるのは1924年生まれのグルジアの作曲家、
タクタキシヴィリが1953年に作曲した交響曲第2番ハ短調である。
トビリシで生まれた彼は、トビリシ音楽院を卒業し、
在学中にはグルジア・ソビエト社会主義共和国の国歌を作曲したようだ。
その後はトビリシ音楽院の教授や、
グルジア国立合唱団の指揮者を務めるなどした。
作曲では数々の賞を受け、グルジア作曲家連盟の議長にもなった。
今回聴いたCDはエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、
ロシア国立交響楽団の演奏による。
第一楽章アンダンテは、力強く弦楽器のユニゾンで旋律が奏でられて始まる。
金管楽器も加わりながら、歌うような堂々とした主題が奏でられていく。
もう一つの主題はそれとは対照的に叙情的で、弦楽器により奏でられる。
やがて、金管楽器も加わりながら盛り上って終わる。
さらにもう一つ牧歌的な主題が木管楽器によって示される。
この提示部が終わると展開部に入り、それぞれの主題が展開されていく。
そして金管楽器中心に盛り上がりをみせたところで、
弦楽器により穏やかな感じの部分になり、
フルートが甘美な旋律を奏でていく。
弦楽器が民謡風の旋律を奏でていき主題が再現されて、
弦楽器だけが残って、最後は静かに終わる。

第二楽章ヴィーヴォは、軽快な民謡風の旋律が奏でられて始まる。
弦楽器と木管楽器により流れるように旋律が奏でられていく。
グルジア民謡が効果的に使われ、金管楽器が加わり盛り上る。
そのあとは弦楽器のピチカートによる中間部に入る。
フルートやオーボエなども牧歌的な旋律を奏でていく。
そして冒頭の軽快な民謡風の旋律が再び奏でられ、
金管楽器が加わり盛り上って、最後力強く終わる。
第三楽章アダージョは、弦楽器のユニゾンで旋律が奏でられる。
ハープの伴奏のあとクラリネットの旋律が入り、
再び弦楽器のユニゾンとなり、ハープの伴奏のあと、
今度はフルートが甘美な旋律を奏でていく。
そして弦楽器により叙情的な旋律が奏でられていく。
時には打楽器と金管楽器を加えドラマティックに盛り上り、
時には弦楽器による民謡風でロマンティックな旋律が奏でられ、
そのような静と動の部分を繰り返していく。
とにかくフルートが旋律を奏でていく部分や、
弦楽器の奏でる叙情的な旋律は美しく、低弦の重々しい旋律のあと、
ヴァイオリンがやさしく旋律を奏で最後は消え入るようにして終わる。
第四楽章アレグロ・モルトは、力強い一撃で始まり、
軽快で勇ましい感じの旋律が弦楽器により奏でられていく。
そして弦楽器の伴奏の上で金管楽器が朗々とした旋律を奏でていく。
それぞれの旋律が展開されながら、徐々に盛り上がりをみせていき、
金管楽器がファンファーレ風に奏で、
打楽器の激しいリズムと木管楽器のやりとりが続き、
弦楽器の速い動きに金管楽器も加わり、最後は盛り上って力強く終わる。
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ムジリカジ・クマロの「5つのアフリカの歌」を聴く

2013-11-30 22:33:20 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日もウォーキングを休んでいます。
今回とりあげるのは1932年生まれの南アフリカの作曲家、
ムジリカジ・クマロが作曲した「5つのアフリカの歌」である。
管弦楽化はピーター・ルイス・ファン・ダイクがおこなっている。
彼は教員としての訓練を受けてキャリアを身につけ、ヨハネスブルクにある
ウィットウォーターズランド大学でアフリカ語の教授を務めた。
今回聴いたCDはリチャード・コック指揮、
南アフリカ国立放送協会交響楽団の演奏による。
第一曲は、弦楽器の上でホルンが主題を奏で、
管楽器がそれに絡みながら、歌うように主題を繰り返していく。
第二曲は、金管楽器により主題が奏でられて始まる。
弦楽器がその旋律を受け継ぎながら、繰り返していく。
アメリカ風な音楽の印象を受けたりもする。
第三曲は、力強い感じの主題をもとに繰り返していく。
金管楽器が中心に奏でたあと弦楽器がその旋律を受け継ぎ、
木管楽器が旋律を繰り返していき、再び金管楽器が旋律を奏でていく。
みんなでコーラスを歌うような旋律が管弦楽で奏でられて終わる。
第四曲は、金管楽器中心に旋律が奏でられていく。
牧歌的な部分もあり、最後はおだやかな感じで終わる。
第五曲は、金管楽器が主題を奏でて始まる。
その主題を繰り返しながら、楽しい感じの音楽が展開されていく。
やはり、みんなで歌うような旋律が繰り返されながら盛り上って終わる。
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