Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アフィレクト・アミロフのアゼルバイジャン・カプリッチョを聴く

2013-11-29 07:20:09 | 古典~現代音楽その他の地域編
風邪はなかなか治らず、相変わらず咳が出ます。
今回とりあげるのは1922年生まれのアゼルバイジャンの作曲家アミロフの作品で、
1961年に作曲されたアゼルバイジャン・カプリッチョである。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはドミートリー・ヤブロンスキー指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
激しいリズムと金管楽器の鳴り響く中で始まる。
その荒々しい感じはショスタコーヴィッチを思わせるが、
民謡的な主題も奏でられ、そのエキゾティックな感じは魅力的である。
ピチカートも効果的に使われ、主題が展開されていく。
旋律を繰り返しながら、金管楽器などが絡み盛り上っていく後半部分もいい。
再び冒頭の金管楽器と打楽器による激しい部分となり、最後力強く終わる。
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アルフレッド・ヒルの弦楽四重奏曲第6番ト長調「子どもたち」を聴く

2013-11-28 06:06:37 | 古典~現代音楽その他の地域編
風邪はなかなか治らず、咳も止まらず大変です。
今回とりあげるのは1869年生まれのオーストラリアの作曲家ヒルの作品で、
1927年に作曲された弦楽四重奏曲第6番ト長調「子どもたち」である。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはドミニオン弦楽四重奏団の演奏による。
第一楽章アレグロは、明るく流れる感じのいきいきとした第一主題で始まる。
第二主題は牧歌風で対照的な感じであり、ドヴォルザークを思わせる。
その提示部が終わると短い展開部に入り、再現部を経て、最後力強く終わる。
第二楽章スケルツォは、軽快でリズミックな旋律が奏でられて始まる。
中間部は牧歌風であり、それとリズミックな旋律が交互に現れる。
やがてその牧歌的で甘くやさしい旋律が支配的となったあと、
冒頭の軽快でリズミックな旋律が奏でられて終わる。
第三楽章アダージョ・マ・ノン・トロッポは、
他の弦楽器の伴奏にのって、チェロが歌うように朗々と旋律を奏でる。
ヴァイオリンも叙情的な旋律を奏で、チェロと交互に旋律を奏でていく。
ドラマティックに展開しながら、最後は消え入るようにして静かに終わる。
第四楽章フィナーレ:アレグレットは、いきいきとした旋律が奏でられて始まる。
ヴァイオリンが奏でるこのいきいきとした旋律を中心に、
それぞれの弦楽器が掛け合いながら進行したあと、
別の旋律によるフーガ風の展開がみられ、
再び冒頭のいきいきとした旋律が奏でられて、
最後盛り上りをみせたところで終わる。
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カムラン・インスの「ドメス」を聴く

2013-11-27 06:21:34 | 古典~現代音楽その他の地域編
一昨日、昨日と咳が出て、声も枯れて大変です。
今回とりあげるのは1960年生まれのトルコ共和国の作曲家インスの作品で、
1993年2月から4月にかけて作曲された「ドメス」である。
カリフォルニア交響楽団の委嘱を受けて作曲された。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはカムラン・インス指揮、
プラハ交響楽団の演奏による。
弦楽器とハープによる神秘的な雰囲気で始まり、
ヴァイオリンが悲しげな旋律を奏でていく。
トランペットなどが入りやや荒々しい部分をみせるが、
悲しげな主題はその中でも繰り返され支配的であり、
その旋律に木管楽器や金管楽器が激しい動きで絡んでいく。
何度も繰り返される主題は悲しくもあるが、美しくもある。
回想するかのように主題を繰り返したあと最後静かに終わる。
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ラヴィ・シャンカールの「魔法の夜明け」を聴く

2013-11-25 05:35:40 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日は咳が出るので、そのまま家で一日中寝ていました。
今回は1920年インドで生まれ、昨年亡くなったシタールの演奏家
ラヴィ・シャンカールの作品「魔法の夜明け」をとりあげる。
この作品は1976年にパリのスタジオで録音されている、
彼の略歴については省略する。
今回聴いたCDはジャン・ピエール・ランパルのフルート、
マルティーヌ・ジュリオのハープ演奏による。
このハープの音がインド的な音階の旋律を奏でて始まる。
そしてフルートが入り旋律を奏でていく。
ここでは、ハープがシタールの役目をしている。
ハープとフルートの絡み合いが、なかなか心地よい。
最後は飛躍するような音型を繰り返して終わる。
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トフィク・クリーエフの「ガイターギ-ピアノと管弦楽のための踊り」を聴く

2013-11-24 08:49:22 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日は風邪がぶり返し、咳が出たので早目に寝ました。
今回は1917年アゼルバイジャン生まれのクリーエフの、
「ガイターギ-ピアノと管弦楽のための踊り」をとりあげる。
この作品は1958年にピアノ曲として作曲され、
その後1980年にピアノと管弦楽のための作品として編曲されている。
彼はバクーで生まれ、1934年にアゼルバイジャン音楽院に入り、
その頃から指揮者や作曲家としても活動を始めた。
そして、アゼルバイジャンの民謡や踊り、ムガームなどの
収集や録音にも興味を示していった。
さらにモスクワ音楽院に派遣されて、音楽を学ぶとともに、
ジャズなどのポピュラー音楽にも傾倒していった。
1969年から1979年の間にはアゼルバイジャン作曲家連盟の書記の地位にあり、
教育活等や音楽監督、創作活動など様々な分野で活躍した。
今回聴いたCDはファルハド・バダルベイリのピアノ、
ドミートリー・ヤブロンスキー指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
ピアノの速くて軽快な動きの旋律に管弦楽も絡んでいく。
打楽器の軽快なリズムも加わりながらも途中からピアノは、
ロマンティックで甘美な旋律を奏でていく。
再び冒頭の軽快な旋律をピアノが奏でていき、
打楽器と金管楽器も絡みながら、「ヘイ」という掛け声が入り、
駆け上がるようにして、盛り上って最後力強く終わる。
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