Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ジャン・フランチェスコ・マリピエロの交響曲第10番「アトロポス」を聴く

2014-09-17 06:04:41 | 古典~現代音楽イタリア編
一昨日・昨日とウォーキングを休んでいます。
今回取り上げるのは、1882年生まれのイタリアの作曲家マリピエロが、
1967年に作曲した交響曲第10番「アトロポス」である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはアルメイダ指揮、モスクワ交響楽団の演奏による。
第一楽章レント-アンダンテは、弦楽器と木管楽器で始まり、
船に乗っているかのようなゆったりとした音型を繰り返し、
木管楽器が奏でる素朴で歌謡風な旋律で始まる。
ファゴットやオーボエなど木管楽器を中心に旋律が展開されたあと、
弦楽器のみでフーガ風に展開する部分と金管楽器が絡む部分、
木管楽器が絡む部分が続き、最後は不意打ちを受けたかのように突然終わる
第二楽章トランクィロは、ハープと弦楽器中心にゆったりと始まる。
そのあとハープの音の上でフルートやオーボエが絡み、次の楽章に続く。
第三楽章モッソは、金管楽器による荒々しい旋律に始まり、
弦楽器のみの部分と、金管楽器が絡んでいく部分を繰り返し、
盛り上がったところで、最後静まって終わる。
第四楽章モッソ、モルト・ヴィヴァーチェ-ウン・ポコ・ピュ・レントは、
弦楽器と金管楽器により軽快な旋律が奏でられて始まる。
弦楽器がフーガ風の展開をみせていくが、木管楽器が加わり、
時計の音を模したような音が奏でられたあと、
ゆったりとしたテンポになり曲調が変わり、最後穏やかに終わる。
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ジョヴァンニ・ズガンバーディのコラ・ディ・リエンツォより序曲を聴く

2014-09-11 21:32:53 | 古典~現代音楽イタリア編
一昨日、昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1841年生まれのイタリアの作曲家、
ズガンバーディが1866年に作曲したコラ・ディ・リエンツォより序曲である。
ローマに生まれた彼はウンブリア州で音楽の素養を身に着け、
教会音楽に手がけ、歌手・指揮者としても活躍した。
聴いたCDはフランチェスコ・ラ・ヴェッキア指揮、ローマ交響楽団の演奏による。
弦楽器の穏やかな旋律に始まり、甘美な旋律が奏でられていく。
その一方で劇的な盛り上がりはドイツ的な影響を受けている感じを受ける。
その後の展開の仕方はとてもドイツ風であり、重厚さを感じさせる。
イタリア的な歌うような旋律と、構造の上でドイツ的な部分が融合している。
管弦楽の鳴らし方もドイツの影響を受けていると思う。
ハープも加わり、壮大な感じを思わせながら、
ティンパニの音が響く中、最後は穏やかに終わる。
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ジュゼッペ・メルカダンテのフルート協奏曲ニ長調を聴く

2014-09-09 06:21:46 | 古典~現代音楽イタリア編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1795年生まれのイタリアの作曲家、
メルカダンテが作曲したフルート協奏曲ニ長調である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはジェームズ・ゴールウェイのフルート、
クラウディオ・シモーネ指揮、イ・ソリスティ・ヴェネティの演奏による。
第一楽章アレグロ・マエストーソは、弦楽器が快活に奏でる旋律で始まる。
それが終わるとフルート独奏が入り、軽やかに旋律を奏でていく。
それが終わるといったん管弦楽のみの演奏となり、
再びフルートが入り、両者が絡んで、カデンツァの部分に入り、
それが終わると管弦楽により主題が繰り返されて、
フルートも絡んで盛り上がって最後は堂々とした感じで終わる。
第二楽章アンダンテ・アラ・シチリアーナは、
フルートが叙情的な旋律を奏でて始まり、それを弦楽器が引き継ぐ。
そのあとフルートが対照的で明るい旋律を奏でる。
そして冒頭の旋律がフルートにより一部変形されて奏でられて、
最後は弦楽器のみが残り、静かに終わる。
第三楽章ポラッカ:アレグロ・ブリルランテ(活発に)は、
フルートが軽快で明るいポーランド舞曲風の旋律を奏でて始まる。
管弦楽もそれに絡み、独奏フルートを中心に主題が繰り返されていく。
フルートは技巧的な奏法を見せながら、軽やかに旋律を奏でていき、
最後は管弦楽中心に盛り上がって、力強く終わる。
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アンナ・ボン・ディ・ヴェネツィアのフルート・ソナタ第1番ハ長調作品1を聴き、鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2014-09-08 06:32:33 | 古典~現代音楽イタリア編
昨日は鶴ヶ峰から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、1740年生まれのイタリアの女性の作曲家、
アンナ・ボン・ディ・ヴェネツィアが1756年に作曲した
フルート・ソナタ第1番ハ長調作品1である。
彼女はヴェネツィアの音楽関係に携わる家に生まれ、
4歳でピエタ慈善院に入学し、その後はエステルハージ家の宮廷で仕え、
モニェーリという名の歌手と結婚したらしいが、その後の消息は分からない。
聴いたCDはザビーネ・ドライアーのフラウト・トラヴェルソ、
イレーネ・ヘーゲンのスクウェア・ピアノの演奏による。
第一楽章アダージョは、古風なスクウェア・ピアノの伴奏に乗り、
古風でのびやかな旋律をフラウト・トラヴェルソが奏でて始まる。
優雅さを感じさせながら、最後は穏やかに終わる。
第二楽章アレグロは、軽快なテンポで始まる。
駆け上げるような旋律が印象的である。
その軽快で優雅な旋律が繰り返されて最後穏やかに終わる。
第三楽章プレストは、軽快で明るい旋律が奏でられて始まる。
旋律が繰り返されて、最後は力強く颯爽とした感じで終わる。
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ジュゼッペ・ヴェルディの聖歌四篇を聴きながら、二俣川から三ツ境まで歩く

2014-09-07 21:45:42 | 古典~現代音楽イタリア編
昨日は二俣川から三ツ境まで往復して歩きました。
途中聴いたのは、1813年生まれのイタリアの作曲家ヴェルディが
1889年から1898年にかけて作曲した聖歌四篇である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはゲオルグ・ショルティ指揮、
シカゴ管弦楽団および合唱団の演奏による。
第一曲「アヴェ・マリア」は、無伴奏による合唱で始まる。
素朴な部分もありながら、深遠さを感じさせる曲である。
最後は混声合唱がアーメンを歌って穏やかに終わる。
第二曲「スターバト・マーテル」は、管弦楽の前奏に続き、
男声合唱中心に力強く始まり、そのあと女声合唱も加わる。
合唱団と管弦楽が絡み合いながら進んでいくが、
劇的に盛り上げていくところがヴェルディらしい。
第三曲「聖母への賛歌」は、無伴奏による女声合唱で始まる。
清楚な感じの美しく素朴さを感じさせる曲である。
第四曲「テ・デウム」は、無伴奏の男声合唱で始まる。
おごそかな感じであったのが一変し、金楽器が鳴り響き、
混声合唱ととも絡み合い、劇的に盛り上がりをみせていく。
女声ソロとトランペットが交互にやりあい、
最後は全体で盛り上がった後、最後静かに終わる。
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