Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

エドヴァルド・グリーグの「詩人の最後の歌」と「彼女はとても色白だ」を聴く

2023-09-19 22:31:09 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1865年から1869年にかけて作曲された9つの歌曲 作品18より、
「詩人の最後の歌」と「彼女はとても色白だ」をとりあげる。
2つの曲の詩はアンデルセンによるものである。
今回聴いたCDは、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウのバリトン、
ハルトムート・ヘルのピアノ伴奏によるものである。
第3曲「詩人の最後の歌」は、詩人である自分自身が、
死を決意して書いたような内容である。
私も「別盃」という歌を作曲したことがあるので、
この心境はわからないわけではないです。
曲は心の内を表現している内容ですが、
激しいという感じではなく堂々としている。
第2曲「彼女はとても色白だ」は、
亡くなった恋人を歌った内容である。
それでも彼女を今も愛しているという、
最後のところが悲しくもある。
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エドヴァルド・グリーグのノルウェーの旋律 EG.108第64番から第117番までを聴く

2023-09-18 12:49:58 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1874年から1875年にかけて作曲されたノルウェーの旋律 EG.108より、
第64番から第117番までをとりあげる。
今回聴いたCDは、アイナル・ステーン=ノックレゲルグの、
ピアノやオルガンなどの演奏によるものである。
印象に残ったところを触れておく。
全体的に曲は短く、断片的な感じのものある。
第68番「王の歌」はオルガン演奏、
多くにグラーフ・ピアノの演奏がみられるが、
その音は味わい深くもある。
第74番「ベルゲンの民俗舞曲」や、
第81番「オーモットのハリング」は、
民謡的な旋律で明るい楽しい曲だ。
しかし、第79番や第80番は対照的で、
メランコリックな感じで、北欧らしい。
第82番「スウェーデンに寄す」は、
クラヴィコードの演奏で、山岳的な雰囲気が出る。
第88番はピアノ以外に男女の声の掛け合いがある。
第100番はメランコリックな部分と、
軽快で陽気な部分が交互に現れる。
第115番「ヴァルドゥレスの巨人の歌」は、
明るく軽快な舞踏的な曲である。
第117番「荒らしいただ中」は、
最初激しく荒々しい部分がみられる。
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エドヴァルド・グリーグの「母の嘆き」を聴く

2023-09-17 14:55:16 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1868年に作曲された4つのロマンス 作品15から、
第4曲の「母の嘆き」をとりあげる。
今回聴いたCDは、キルステン・フラグスタートのソプラノ、
管弦楽付きの伴奏によるものである。
リカルドの詩に基づくこの歌曲では、
管弦楽の伴奏と歌で始まる中で、
自分の子どもを失った母の空虚な気持ちと、
深い悲しみと無力さが歌われる。
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エドヴァルド・グリーグの叙情小品集第4集作品47を聴く

2023-09-14 20:58:38 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1885年から87年に作曲された叙情小品集第4集作品47をとりあげる。
今回聴いたCDは、ユハニ・ラゲルスペッツの、
ピアノ演奏によるものである。
第1曲「即興的ワルツ」は、軽快なテンポで始まり、
旋律のところどころに北欧風の部分が現れる。
グリーグらさしを十分に感じさせる曲である。
第2曲「アルバムの綴り」は、流れるような旋律で始まり、
民謡的な旋律、駆け上がるような旋律、
輝きを感じさせるような旋律など変化がみられる。
第3曲「メロディー」は、やや感傷的な旋律で始まる。
ここでも断片的に旋律の中に北欧らしさがみられる。
第4曲「ハリング」は、ノルウェー舞曲である。
力強く躍動感のある楽しい感じの曲である。
第5曲「メランコリー」は、前の曲とは対照的で、
タイトル通り物憂げな旋律の曲である。
第6曲「飛び跳ね舞曲」も、軽快な舞曲で、
力強く生き生きとした旋律が跳躍した感じを伝える。
第7曲「悲歌」は、素朴な旋律で始まり、
淡々と悲しみ満ちた旋律が奏でられる。
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エドヴァルド・グリーグの「睡蓮を手に」を聴く

2023-09-13 21:44:33 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1876年に作曲された6つの詩 作品25の中の、
第4曲「睡蓮を手に」をとりあげる。
今回聴いたCDの演奏は、エリーザベト・シュヴァルツコップのソプラノ、
ジェフリー・パーソンズのピアノ伴奏によるものである。
イプセンの詩にもとづくこの歌は、
軽やかな伴奏に乗って、歌い始めるこの曲は、
男性が白い水連の花へを女性に見せて、
情熱的に語りかける短い2分ほどの甘美な歌である。
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