てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

見習いたい すぐやる課

2010-08-17 11:07:00 | ビジネスと社会
 小欄「2010/7/7 七夕の願い事」のフォロー記事になるが、4月9日に新車登録したマイカーのエコカー補助金が4カ月経っても未だに振り込みがない。

 今朝、痺れを切らして「申請の審査など進捗状況確認システム」で申請の状況をチェックした所、やっと《2010年06月04日受付→審査中》と表示された。恐らく近日中にも審査が完了し、補助金交付決定通知があると思われる。

 ところで、次世代自動車振興センターが16日発表した「エコカー補助金の執行状況」によると、8月13日現在の補助金の残額は約850億円。補助金総額約5,837億円に対して申請受理金額は約4,987億円となった。残額は900億を割り、1日の申請受理金額は30億円を超えるようになった、このまま進むとあと6週で申請受付終了となりそうだ。

 当方のケースからも窺えるように、新車の登録から申請の受理までには時間がかかるので、9月末の登録に間に合ったとしても申請時に補助金が受けられないユーザーが出てくることが懸念される。

 自動車ディーラー各社はこぞって『エコカー補助金 ラストチャンスフェア!』、『終了迫る! 補助金』、『エコカー補助金 終了間近』などと煽り、駆け込み需要を当て込んでいるが、とんだ空手形にならねばよいが。新車を購入したもののアテがハズレ補助金の恩恵に預かれなかった場合には何処が弁償してくれるのか、他人事ながら気になるところだ。


 逼迫した財政下でのせっかくの経済対策も、もたついてタイミングを失すると効果半減どころか、逆効果にもなり兼ねない。もっと速やかなる対応が望まれる。
 それにつけても「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」をモットーに1969年10月6日に千葉県松戸市で設立された市役所の部署「すぐやる課」(当時の松戸市市長でマツモトキヨシ創業者でもある松本清氏の発案により設立された)を見習って欲しいものだ。
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餓鬼の首

2010-08-16 10:24:00 | 暮らしと生活
 早朝から小1時間、田圃の取水口の細工に大汗を流していると、背後で「こんな日に田に入るとは・・・」と、大きな声がする。ビックリして振り返ると、隣の畑のおねえさんに向けて発せられたものだった。

 「こんな日」とは、「餓鬼の首」のこと? ならば閻魔賽日といって地獄の公休日であり、獄の釜の蓋が開く日で、餓鬼が出入り自由になると伝えられる。この世にいるものは身を慎んで日を過ごさなければならない。野に出て働いてもいけないなどといわれていることは知っている。然りとて、この時期の水回りだけは片時も欠かせない。好き好んで朝から汗を流している訳ではない。

 冒頭の大声の主は毎朝イヌを散歩させている人で、隣のおねえさんの畑前が仲間の溜まり場になっている。
 おねえさんとは顔なじみで先述の一言がブラックジョークの乗りで話せる間柄なのかも知れないが、当方とは何の面識もない人である。何とも耳障りで、不用意な発言ではないか。

 が、よくよく考えると敢えて「餓鬼の首」にまであくせく働かずとも、年に2度(1月16日と8月16日)しかない、こういう時こそ何もせず団欒に徹するのが人の道ということなのか。冒頭の一言にカリカリ来るようでは、まだ修業が足りん。もっと大らかにと自戒したのだった。
 次男が盆帰省からUターンする際の一言、「熱中症にはくれぐれも気をつけて!」が脳裏をかすめた。
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レースのカーテン

2010-08-15 11:29:00 | ノンジャンル
 suzieさんちのアサガオの花つきが悪いと嘆いておられるが、我が家とて同様で7月25日に初開花して以後は、ポツリポツリと咲き、どうしても間が空いてしまう。しかも、期待に反してreddish purpleの一色のみ。昨年取り置きの種だからblueもあるはず。

 suzieさんが疑っておられる猛暑のせいや蟻の被害もあるのか、我が家でも蟻の行列を見つけては根気よく「巣のアリ退治」を撒いている。それとネットで調べたら、コツは早めに摘心してツルを増やすことと、肥料を控えることにもあるようだ。

 アサガオと並んで植えてあるゴーヤは、お互いが栄養を取り合って双すくみとなったようだ。更にミニトマトが席捲して次々に実をつけている。まだ2本しか収穫してなくて次を待ちかねていた所、今朝方隣のサクランボの葉陰に隠れるようにして熟し過ぎたゴーヤを見つけた。

 足元に目を落せばシロウリが、変形ながら日毎に大きくなっている。傍らのぶどう棚では、ピオーネがこちらも房の形こそ悪いが色づきを増している。一粒つまんでみたら結構甘い。


すけすけのレースのカーテン

熟し過ぎのゴーヤ

変形シロウリ

色づきを増すピオーネ
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有名人

2010-08-14 22:10:00 | ビジネスと社会
 昨日の記事を書くにあたり、アルバムを捲っていて懐かしい1枚の写真を見つけた。とある旅先で俳優下元勉さん(2000年11月29日肺炎のため83歳で死去、当時69歳)と一緒になり、記念写真を撮らせて頂いたもの。片田舎に住む者には滅多にお目にかかれないシーンである。

 1986年(昭和61年)9月23日~24日にかけて、当時担当していた岡山県西部地区の若手経営者六人と小生を加えた“七人の侍”で嬉野方面を旅した。
 
 2日間ジャンボタクシーをチャーターし、博多から唐津(虹の松原、唐津城)、伊万里の窯元、嬉野温泉、祐徳稲荷、柳川を観光して回った。

 深く心に残ったのは水郷柳川で、しだれ柳は倉敷の美観地区を思わせる。街を流れる川は昔の城の外堀で、1時間少々かけて川下り。近くには壇一雄、オノ・ヨーコなどの生家もある。船上では柳川名物のうなぎに舌鼓。

 川下りの後は、北原白秋の生家を訪ねた。偶然にも下元勉さんと一緒になり、当方の不躾なお願いにも拘らず気軽に記念撮影に応じて下さった。

 宿泊地嬉野館で宴会の後のこと。例によってお願いしたマッサージさんは、この道40年の大ベテランで60がらみのヒトミさん。「これまでに二階堂進、鈴木健二、西郷輝彦、小松みどり、北島三郎・・・と数知れない有名人を揉んだ。今は亡き夫が5~6年前、クモ膜下出血で倒れた時、自らのマッサージで治した。」など問わず語りで、余程の話し好きの御仁とみえる。


北原白秋の生家にて下元勉さん(中央)と記念撮影

柳川遊覧船

柳川遊覧船上の七人の侍とタクシードライバー
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若き日のアシュケナージ

2010-08-13 10:40:00 | 音楽
 愚妻はかつてピアノを師事していたS本先生(くらしき作陽大学の音楽の先生)のお誘いで、結構各地で開催された演奏会に御伴をする幸運に恵まれている。S本先生のお父様が母親と小学校の同級生、お母様が1級下という昔からの馴染みもあり、ピアノレッスンを止めてからも懇意にして頂いている。

 最も遠くに足を運び印象に残っているのは、1980年(昭和55年)6月8日に山口で開かれたウラディーミル・ダヴィドヴィチ・アシュケナージの演奏会である。当時アシュケナージは43歳、遅蒔きのピアノレッスンを開始して数年目の家内は33歳であった。

 当時の世相は、樹木希林・岸本加世子両人によるフジカラー・プリントのCM「それなりに写ります」が流行った頃。
 演奏会が開かれた6月8日は、パラリンピック・バンクーバー大会でノルディックスキー距離2冠に輝いた郷土出身の新田佳浩選手の生まれた日でもある。
 また、この4日後に、アーウーの大平正芳首相が、よもやの心筋梗塞のため急逝された。

 その7年後、1987年(昭和62年)7月24日にはNHK交響楽団の倉敷公演が、ウラディーミル・アシュケナージの長男で初来日のポフカ・アシュケナージを迎えて盛大に開かれた。
 この演奏会は、NHK岡山放送局のテレビ放送開始30周年と倉敷市の新市発足20周年を記念して企画されたもの。その模様はNHK衛星第1テレビとFMでも放送され、エアチェックしたテープが父ウラディーミル・アシュケナージのテープと共に音楽ライブラリーに仲良く並んでいる。

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若き日のアシュケナージ
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アシュケナージ(右から2人目)と一緒に納まるS本先生(左から2人目)
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