温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

青函連絡船記念館 摩周丸(1)

2021-10-17 | ぶらり・フォト・エッセイ
函館駅での時間潰しは、なんといっても、“徒歩一分、わずか160メートル”とすぐそばにある“函館朝市”だろう。敷地一万坪に250の店舗が集う、北海道でも随一といわれる大市場であるので、客層は観光客ばかりでなく地元客も多い。朝も早く、五時頃から営業をスタートする(1月~4月は六時) . . . 本文を読む
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こんぴら参り(2)

2021-06-27 | ぶらり・フォト・エッセイ
二番目の難関を登りきると、「ついに本宮に着いたか」と、大門で騙されなかった参拝客でさえもが勘違いしてしまうが、628段目にあるこの建物は「旭社(あさひしゃ)」である。次郎長親分の代参で訪れた、あの森の石松もここで間違えたという逸話がある。そして最後の難関が、133段続く胸突き八丁、急角度の石段登りだ。踊場ごとに休み休み、ヒーハ―息が切れまくりながらも、ついに本宮に到着した . . . 本文を読む
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こんぴら参り(1)

2021-06-20 | ぶらり・フォト・エッセイ
琴平線がイエロー、長尾線がグリーン、そうして屋島駅に入ってきた志度線がローズピンクである。瓦町駅でローズピンクを下車、次に乗るイエローの電車、琴平線ホームまでかなり歩かされる。琴平線は、“おむすびコロリン”みたいな低くて可愛い山と、大小のため池が点在する讃岐平野を東から西にゆっくりガタゴト横断して、琴平に着いた . . . 本文を読む
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大山詣り 神奈川・伊勢原

2021-05-30 | ぶらり・フォト・エッセイ
参道の石段は踏み面の広さと蹴上げの高さがかなり不揃いで、まるで熊本城を思い出すくらい上りにくかった。ふだん山歩きでもしているのだろうかズバリ健脚そのもの、スタスタ歩きの妙齢の女性たちに次つぎと追い抜かれてしまう。なんか悔しい。運動不足の足腰に加え慣れないマスクを付けているせいか、やたら暑くただただ息苦しく、呼吸はまるでふいごのように荒々しく喘ぐ。まさか、ケーブルカー乗り場まで辿り着けなかったなんて言い訳は死んでもしたくない . . . 本文を読む
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秩父神社(2)

2021-05-23 | ぶらり・フォト・エッセイ
「さてと、なんか喰うとするか」というか一杯飲みたい。色気より食い気、食い気よりわたしは飲み気なのである。参道の番場通り商店街は、あいにくと閉まっている店ばかりで閑散としていた。秩父市役所近く「H」という目当ての店が決めていたのだが、臨時休業。冷ややっこにしゃくし菜で冷酒、それにもりそばか冷やしたぬきも雲散霧消となった . . . 本文を読む
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秩父神社(1)

2021-05-16 | ぶらり・フォト・エッセイ
秩父といえば、一番有名なのは“夜祭”だ。例年12月2日、3日に行われる秩父夜祭は、京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭に数えられる、秩父神社の例大祭である。わたしは風の盆、郡上踊り、西馬音内の亡者踊りとかのいわゆる体験系の祭りである盆踊りはいくつかいったが、曳山祭りにはどれにもまったく縁がなかった . . . 本文を読む
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芝桜の丘 埼玉・秩父

2021-04-25 | ぶらり・フォト・エッセイ
秩父で芝桜の名所と言えばここ、「芝桜の丘」の通称で知られる羊山公園である。秩父のシンボルである無骨な「武甲山」も、芝桜の背景の一部として、不思議とそれなりに様になっている。まだ七分咲きほどで、見頃前のわりにはけっこう混んでいる。張り巡らされた散歩道も狭く、シーズンになったらすれ違うのにも苦労しそうである。「あ・・・っと、しゃがんでもらったほうがいいかな」カップルの男性が連れの女性に注文をつけていた。丈が低い芝桜だから写真のアングルにもひと苦労する . . . 本文を読む
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高山本線、雪景色(1)

2021-03-07 | ぶらり・フォト・エッセイ
走り始めて都会を抜けたころ、車窓の曇りを拭って外をみると一面の雪景色だった。富山に宿泊したまさにその日に、この冬初めての強烈な寒波が凶暴で莫迦でかい雪空を引きつれて北陸に舞い降りたのだ。大雪は苛烈で容赦なくいっさいのものに降りそそぎ、絶え間なく空間を満たし、いっさいの音を呑みこみ静寂(しじま)に塗りつぶす . . . 本文を読む
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高岡から、氷見へ(2)

2021-01-24 | ぶらり・フォト・エッセイ
寒ブリ推しのメニューには二千円、三千円がずらずら並び、なんとも観光客目当ての高めの料金設定だ。今日は二食付きで氷見泊まりだから、わたしの旅のセオリーどおり昼は軽めにしたい。それに氷見だから夕食にきっと寒ブリは出るだろう、とのわたしの読みである。久しぶりで氷見うどんでいくか。冷えが足元から容赦なく這い昇る今日は、温かい氷見うどんが嬉しい . . . 本文を読む
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高岡から、氷見へ(1)

2021-01-17 | ぶらり・フォト・エッセイ
氷見から立山連峰をみることができるのは、一年に五十日あまりだそうだ。つまり三百日はみることがかなわない。しかも、みることができても<一日中>というのは稀も稀なことという。よほどの強運を持っていないと絶景にはお目にかかれないのである . . . 本文を読む
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