温泉クンの旅日記

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秋色の上賀茂神社(1)

2016-12-14 | 京都点描
  <秋色の上賀茂神社(1)>

 今宮神社で大好物のあぶり餅ですこぶる元気になったわたしは、まだ行ったことのない上賀茂神社を目指すことにした。
 一時期京都に通い詰めたおかげで地図は頭に入っているのだ。今宮からだと北東方面、方向さえ間違えなければざっと三十分とかからないだろう。

「賀茂川」・・・である。



 下流でYの字を描くように、東から流れてくる高野川と合流して、下鴨の南の賀茂大橋あたりから名称が馴染ある「鴨川」と変わり祇園四条方面に流れていく。
 この川を渡れば、たぶんもう目的地のはずだ。



「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」は、通称「上賀茂神社(かみがもじんじゃ)」という。
 京都でもっとも古い神社であり、雷の御神威により厄を祓いあらゆる災難を除き給う厄除明神、落雷除、電気産業の守護神として広く信仰されている。

 一の鳥居だ。





 潜ると、二の鳥居まで続く長い参道の左右は、両側が広々と開けている。これは神馬のための芝生の馬場である。
 桜の名所としても知られ、春には枝垂れ桜の名木の「斎王桜」や「御所桜」が楽しめるそうだ。
 この神社の広大な二十三万坪の境内全域が世界文化遺産に登録されている。

 結婚式をあげたばかりのカップルが記念写真を撮っている二の鳥居脇で、みごとな紅葉をみつけた。



 悲しいことに山の緑のなかの紅葉をまったく識別できない、色神が正常でないわたしにも満足できる秋色である。





 紅葉をたっぷりと観賞すると、二の鳥居をくぐった。
「細殿(ほそどの)」前のふたつの「立砂」は、神様が降臨された上賀茂神社の北にある神山をかたどったものでパワースポットだそうである。表鬼門や裏鬼門に盛り塩をするのはこの立砂が起源という。



 重要文化財である「細殿」は皇族方が行幸される際や斎王が到着されたときに使われた殿舎で、この日はなかで結婚式が行われていた。


  ― 続く ―


   →「紅葉とあぶり餅(1)」の記事はこちら
   →「紅葉とあぶり餅(2)」の記事はこちら


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