温泉クンの旅日記

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絶品だったぞ、米沢ラーメン

2014-09-17 | 食べある記
  <絶品だったぞ、米沢ラーメン>

 とにかく、どえらく旨い中華そばに米沢で出逢ってしまったのであった。

 米沢の郊外はいまちょうど実りの季節を迎えていた。稲穂も収穫の時期が近い。



 蕎麦の花も一面満開でとてもきれいだった。こちらの収穫はあと一カ月くらいだろうか。



 米沢ラーメンの「かわにし食堂」は不便な立地である。米沢から車で十五分、最寄りの置賜駅からも二キロ半歩かねばならないところにある。
 ナビに住所を打ちこみ、なんとか辿りついた。



 開店したばかりなので、すぐに座れた。カウンター席が五人ほど、テーブルが三卓、小上がりが三卓、奥の座敷は十五人ぐらい座れそうである。

 一応、メニューを形ばかり検討するが「中華そば」に決めていた。



 山形では「並」でも大盛の量が出るところが多いので、「小」があったらそれにしようと思ったのであるがメニューにはなかった。味噌ラーメンの注文も少なくないようだ。
 お冷やはセルフなようで、立ったついでに注文の品をカウンター奥に頼む。

 十分と経たずにラーメンが運ばれてきた。見た目は普通のラーメンの景色である。



 わたしは、いわゆる「ラーメン通」のようにまずはスープからではなく、麺をひとくち啜り込むのが流儀である。
 啜りこんだ瞬間、瞠目した。



「このラーメン、相当にうまい・・・」
 細い縮れ麺に絡んだ透きとおったスープがなんとも奥深い味わいで広がる。味の構成が幾重にも重なって広がりもある。摩訶不思議、玄妙な味の出汁にわたしはがっちりと鷲掴みにされてしまった。しかもこいつがジツに実にサッパリしているのである。
 米沢ラーメンを初めて食べたのだが、いきなりわたしの「中華そば」ジャンルのベストスリー圏内に飛び込んできたような感じだ。
 具はいたって普通である。ラーメンはスープと麺と具のみっつが大事と書いた覚えがあるが、スープと麺だけでも充分に美味しい。食べてみると、スープが売れ切れ次第に営業終了もわかるな。

 行列が長くなったので、魅惑のスープにたっぷり未練を残しつつ勘定をした。
 米沢といえば、牛肉なら「米沢牛」、ラーメンは「龍上海」と決めていたが、このラーメンなら毎日食べてもいい。それぐらいの旨さであった。
 もっとも、夏場はやっぱり冷しラーメンかな。


  →「米沢牛特撰ロースランチ」の記事はこちら
  →「赤湯辛みそラーメン」の記事はこちら
  →「山形、冷しラーメン」の記事はこちら

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