<記憶の湖(うみ)>
頭のどこかに記憶の湖があって、
水中に無数の、大きさの違う想い出のふんわりとした丸い球が
毬藻のようにゆらゆらと浮遊している。
どうかすると水面(みなも)にさざなみがたって、ぽかりと浮かびあがる。
嬉しいことに、浮かびあがるのはなぜか楽しかったことばかりだ。
思わず顔をほころばすようなこととか、胸が温かくなるようなあれやこれやである。
微笑みの 広がるように さざなみが
厭な記憶は湖底に積もった泥に深く埋まっているのだろう。
もしかしたらわたしの無意識が、
浮かびあがらぬように錘でもつけて沈めたのかもしれない。
だから、とんでもない嵐がこないかぎりは浮かぶことはない。
あるいは、おせっかいで好奇心が強い他人が、ぐるぐるとひっ掻き回さないかぎり。
あのころの 記憶水面に 浮きあがり
→「飯山北竜湖温泉」の記事はこちら
頭のどこかに記憶の湖があって、
水中に無数の、大きさの違う想い出のふんわりとした丸い球が
毬藻のようにゆらゆらと浮遊している。
どうかすると水面(みなも)にさざなみがたって、ぽかりと浮かびあがる。
嬉しいことに、浮かびあがるのはなぜか楽しかったことばかりだ。
思わず顔をほころばすようなこととか、胸が温かくなるようなあれやこれやである。
微笑みの 広がるように さざなみが
厭な記憶は湖底に積もった泥に深く埋まっているのだろう。
もしかしたらわたしの無意識が、
浮かびあがらぬように錘でもつけて沈めたのかもしれない。
だから、とんでもない嵐がこないかぎりは浮かぶことはない。
あるいは、おせっかいで好奇心が強い他人が、ぐるぐるとひっ掻き回さないかぎり。
あのころの 記憶水面に 浮きあがり
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