<読んだ本 2020年8月>
「え! シングルの部屋の筈なのに・・・」
広い。ダブルかセミダブルの部屋である。
旅先の宿(ホテル・旅館)によっては、部屋の埋まり具合のせいなのか勝手に気を利かせてグレードアップしてくれることがある。ご提案というかたちで僅かな追加料金でグレードアップということも何度かあった。
窓のすぐ外には、福山城が良く見える。いい部屋だ。これはなんか幸先がいいぞ。
狙っていた老舗酒場「自由軒」に風のように急ぐ。刺身もあればおでんも焼き魚もなんでもある食堂兼業の酒場だ。そこで今日はたっぷり呑むつもりである。
よし。店の引き戸の前で息を整える。ところが、店内全席禁煙の貼り紙をみて愕然とする。ブルータス、お前もか。いま、あちこちの老舗酒場が禁煙になりつつある。
あきらめてフラフラと歩き出し、吸えそうな店をみつけ飛び込む。
「味采」。
メニューをみるが、刺身もないしおでんも焼き魚もない。ポテトサラダくらい頼んで作戦を練るとしようか。と思ったら、なんと突出しがポテサラだった。
広島でお好み焼き屋に何度かいったが、たしか「ねぎ焼き」は酒のアテになったなと思いだし、注文した。
しかし粉ものというのは、瞬時に腹が一杯になってしまう。適当に切りあげて次の店探すか。
あーあ、幸先良かったのになあ。
喫煙できる酒場(酒呑み?)もいよいよ絶滅危惧種入りになっていくなと嘆息する。
さて8月に読んだ本ですが、まあまあの7冊、年間累計で46冊でした。
1. ○教場 長岡弘樹 小学館文庫
2. ○教場0 長岡弘樹 小学館文庫
3. ○魔女の封印 上 大沢在昌 文春文庫
4. ○魔女の封印 下 大沢在昌 文春文庫
5. ○教場2 長岡弘樹 小学館文庫
6. ◎震える牛 相場英雄 小学館文庫
7. ◎あきない世傳金と銀七 碧流篇 高田郁 ハルキ文庫
「震える牛」ですが、意外と面白く、松本清張の初期のころの本みたいでした。
未解決事件の再捜査を任された昔かたぎの刑事が地道な捜査で真実に迫っていく。一気に読んでしまいましたが、これで来月以降に同じ作家の本を読もうと、楽しみができました。
「あきない世傳金と銀七 碧流篇」。
大坂から江戸に出て店を出し苦労を重ねる幸と奉公人たちは商いを確かなものにするため懸命に知恵を絞る。
『心を受取れば、心を返す。ひとと付き合う基(もとい)は、土地や場所に左右されないものに
違いない。
もちろん、これから先に出会うのが良いひとばかりだとは思わないけれど、頂いたご縁を大切に
繋いでいこう。』
「あきない世傳金と銀」もこれで七冊目である。最初から読んでいるので、さすがに本の後半で、思わず胸と目頭が熱くなる箇所がありました。
→「読んだ本 2020年7月」の記事はこちら
「え! シングルの部屋の筈なのに・・・」
広い。ダブルかセミダブルの部屋である。
旅先の宿(ホテル・旅館)によっては、部屋の埋まり具合のせいなのか勝手に気を利かせてグレードアップしてくれることがある。ご提案というかたちで僅かな追加料金でグレードアップということも何度かあった。
窓のすぐ外には、福山城が良く見える。いい部屋だ。これはなんか幸先がいいぞ。
狙っていた老舗酒場「自由軒」に風のように急ぐ。刺身もあればおでんも焼き魚もなんでもある食堂兼業の酒場だ。そこで今日はたっぷり呑むつもりである。
よし。店の引き戸の前で息を整える。ところが、店内全席禁煙の貼り紙をみて愕然とする。ブルータス、お前もか。いま、あちこちの老舗酒場が禁煙になりつつある。
あきらめてフラフラと歩き出し、吸えそうな店をみつけ飛び込む。
「味采」。
メニューをみるが、刺身もないしおでんも焼き魚もない。ポテトサラダくらい頼んで作戦を練るとしようか。と思ったら、なんと突出しがポテサラだった。
広島でお好み焼き屋に何度かいったが、たしか「ねぎ焼き」は酒のアテになったなと思いだし、注文した。
しかし粉ものというのは、瞬時に腹が一杯になってしまう。適当に切りあげて次の店探すか。
あーあ、幸先良かったのになあ。
喫煙できる酒場(酒呑み?)もいよいよ絶滅危惧種入りになっていくなと嘆息する。
さて8月に読んだ本ですが、まあまあの7冊、年間累計で46冊でした。
1. ○教場 長岡弘樹 小学館文庫
2. ○教場0 長岡弘樹 小学館文庫
3. ○魔女の封印 上 大沢在昌 文春文庫
4. ○魔女の封印 下 大沢在昌 文春文庫
5. ○教場2 長岡弘樹 小学館文庫
6. ◎震える牛 相場英雄 小学館文庫
7. ◎あきない世傳金と銀七 碧流篇 高田郁 ハルキ文庫
「震える牛」ですが、意外と面白く、松本清張の初期のころの本みたいでした。
未解決事件の再捜査を任された昔かたぎの刑事が地道な捜査で真実に迫っていく。一気に読んでしまいましたが、これで来月以降に同じ作家の本を読もうと、楽しみができました。
「あきない世傳金と銀七 碧流篇」。
大坂から江戸に出て店を出し苦労を重ねる幸と奉公人たちは商いを確かなものにするため懸命に知恵を絞る。
『心を受取れば、心を返す。ひとと付き合う基(もとい)は、土地や場所に左右されないものに
違いない。
もちろん、これから先に出会うのが良いひとばかりだとは思わないけれど、頂いたご縁を大切に
繋いでいこう。』
「あきない世傳金と銀」もこれで七冊目である。最初から読んでいるので、さすがに本の後半で、思わず胸と目頭が熱くなる箇所がありました。
→「読んだ本 2020年7月」の記事はこちら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます