温泉クンの旅日記

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北海道旅日記(2)

2007-05-20 | 温泉エッセイ
  < 北海道旅日記(2)>

 ■7月W+1日 走行 196キロ、累積 1365キロ。

 曇り。朝霧が立ち込めている。
 グリーンピア大沼の朝食はバイキング形式で、無茶苦茶に腹が減っておりトレイ
にとったかなりの量の料理は残さず食べきった。
 朝食後、部屋で本日泊まる宿を検討し、大好きなカルルス温泉に当然のように
決定、電話で予約する。2食付で8300円とのこと。 

 8時40分出発。ガソリンが心細いけどなんとか長万部までたどりつけそうだ。
 長万部について92円の表示のガソリンスタンドに乗り入れると、「現金の一般
客は10円プラスになります!」との注意書きがあり、そのままスタンドを走り抜
けた。断り書きがあるのは、たぶん92円と信じた客とのトラブルが絶えなかった
のだろう。軒並み同じようなスタンドばかりであった。
 長万部郊外でやっと現金93円のスタンドをみつけ給油した。(筆者註:ガソリ
ンの価格は2002年当時である)

 ガソリンの10円はかなりの額である。たとえば年間1万キロ走るとすると、
リッター10キロとして1000リットルだからザッと計算してもその差は1万円
である。わたしの場合などはその倍以上ということになるのだ。

 洞爺湖の湖畔をとおり壮瞥へ。雲の切れ目から日差しがでてきて温度が25度
近くまで上昇する。
 まだ雲は厚く空をおおっている。



 壮瞥では「ゆーあいの家」という日帰り温泉に立寄る。壮瞥温泉、370円。
炭酸水素塩泉で色が茶色く、温泉にはいった気がするお湯であった。グリーンピア
大沼がたいしたことなかったから、久しぶりに生き返ったような気がする。

 壮瞥からオロフレ峠を越えてカルルスへ抜ける。



 峠をおりはじめるとまた濃い霧の世界。
 昼食をとっていなかったのと手持ちの酒がきれているので、カルルスを通り過
ぎ、いったん登別に向かった。
峠をおりはじめてから、登別へ降りカルルスにもどるまでにキタキツネを四回で
5匹みかけた。親子二匹というのも。車線で通せんぼをするように待っている。
いずれも餌をドライバーが与えたことによるものだろう。まったく車を怖がらな
い。

 午後1時45分、「登別カルルス・オロフレ荘」に到着。



 部屋は思ったよりきれいである。毎回カルルスで泊まる旅館よりも部屋はいいか
もしれない。トイレが無いのが残念だがしかたない。
 温泉は非常によろしい。内風呂は10人ほど入れる浴槽が4、4人入れる寝湯が
1、露天風呂1、いずれもタイル張り。お湯は常にあふれている状態で、翌朝8時
までいつでも入れる。



 カルルスはわたしのお気に入りの温泉である。
 温泉好きになった原点の温泉のひとつである。露天は半露天でまえに壁があるの
で景色は期待しないほうがいい。

 夕食5時半。ぶっ倒れるほど温泉にはいり、同じくぶっ倒れるように眠りに落ち
た。

  →北海道旅日記(1)はこちら

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