<読んだ本 2016年6月>
意思はかなり固いほうだが、心ならずも変節・・・というと大げさだが心変わりすることもたまにはある。
あれほど嫌いだったのに、セルフのガソリンスタンドが最近気にいってしまい良く利用するようになった。

フルサービスのスタンドで車を乗りつけて「お願い、二千円だけ入れて」とは、なかなかいいにくい歳である。セルフなら千円でも二千円でも平気で入れられるからいい。

一番気になっていた静電気問題は、毎回、周囲を見回したのち除去シートに「肉球百烈拳!」をたっぷり喰らわせてからやるようにして解決した。
ところで今月はジツに残念なニュースがあった。
岩手花巻のレトロなデパート、「マルカン百貨店」が耐震不適合と建物老朽化のため6月7日で閉店してしまったのだ。
・・・あの大食堂が跡形もなくなってしまうのは、惜しい。
大食堂で人気だったソフトクリームと醤油ラーメンは、花巻市内にある「アルテマルカン桜台店」のフードコートで同じ味のものが食べられるそうだ。
ガラッと話は変わるが、いまホント鯵が旬でマジ旨い。

掛け値なし、唸ってしまうほどの味わいだ。鯵と白烏賊の二店盛りの鯵をあっというまに食べてしまい、もう一皿追加してしまうほど旨い。烏賊も鮪も影が薄くなってしまう。


その店にはアルミ鍋に入ったインスタントラーメンがあったので、それで締めた。なんとも懐かしくて、その昔の青春時代を思い出してしまった。
さて、6月に読んだ本ですが今月はそれなりの8冊、累計で41冊でした。
1. ○あきない世傳 金と銀 源流篇 高田郁 ハルキ文庫
2.○ふるさと銀河線 軌道春秋 高田郁 双葉文庫
3. △我が名は切り裂きジャック (上) スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
4. ○未決 吉原裏同心十九 佐伯泰英 光文社文庫
5. ○混声の森 (上) 松本清張 光文社文庫
6. ○混声の森 (下) 松本清張 光文社文庫
7. ○消せない炎 ジャック・ヒギンズ 理論社
8. ○髪結 吉原裏同心二十 佐伯泰英 光文社文庫
「我が名は切り裂きジャック」・・・やっぱりスティーヴン・ハンターは狙撃ものに限ります。あまりのグロさに辟易して下巻を読む気もしませんでした。
「あきない世傳」はたぶん「みおつくし料理帖」なみの長編になりそうな雰囲気。

主人公の幸(さち)は家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋(いすずや)」に奉公に出されることになる。
番頭「治兵衛(じへえ)」に認められ、女衆の身であるのに徐々に商いに惹かれていく。
治兵衛は幸に、商いは川に似ていると教える。
『「お蚕さん育てるひとが居て、絹糸を紡ぐひとが居て、それを織るひとが居て、染めるひとも居て、
やっと呉服になる。近くに住んでいたら、いつでも買えるやろけど、そうもいかん。京で織られた反物を、
遠い場所でほしいと思うてるひとがいる。最初に問屋が買い、その問屋が小売に卸す。小売がお客さんに売る。
最後にお客さんに渡るまで、それぞれが手を繋いで川の流れを作り出すんだす」
最初の湧水から始まり、下へ下へと流れるうちに他の流れと合流し、川は幅を広げて、最後は海に注ぐ。
「悪いことをして、流れを乱す奴も居る。洪水もあれば渇水もある。けれど、真っ当な商人は、正直と信用とを
道具に、穏やかな川の流れを作ってお客さんに品物を届ける。問屋も小売も、それを生業に生きるさかい、
誰の汗も無駄にせんように心を砕く。それでこそ、ほんまもんの商人だす」』
続編が楽しみだけど、なんか長丁場になりそうな感じです。
→「マルカンデパート大食堂(1)」の記事はこちら
→「マルカンデパート大食堂(2)」の記事はこちら
→「読んだ本 2016年5月」の記事はこちら
意思はかなり固いほうだが、心ならずも変節・・・というと大げさだが心変わりすることもたまにはある。
あれほど嫌いだったのに、セルフのガソリンスタンドが最近気にいってしまい良く利用するようになった。

フルサービスのスタンドで車を乗りつけて「お願い、二千円だけ入れて」とは、なかなかいいにくい歳である。セルフなら千円でも二千円でも平気で入れられるからいい。

一番気になっていた静電気問題は、毎回、周囲を見回したのち除去シートに「肉球百烈拳!」をたっぷり喰らわせてからやるようにして解決した。
ところで今月はジツに残念なニュースがあった。
岩手花巻のレトロなデパート、「マルカン百貨店」が耐震不適合と建物老朽化のため6月7日で閉店してしまったのだ。
・・・あの大食堂が跡形もなくなってしまうのは、惜しい。
大食堂で人気だったソフトクリームと醤油ラーメンは、花巻市内にある「アルテマルカン桜台店」のフードコートで同じ味のものが食べられるそうだ。
ガラッと話は変わるが、いまホント鯵が旬でマジ旨い。

掛け値なし、唸ってしまうほどの味わいだ。鯵と白烏賊の二店盛りの鯵をあっというまに食べてしまい、もう一皿追加してしまうほど旨い。烏賊も鮪も影が薄くなってしまう。


その店にはアルミ鍋に入ったインスタントラーメンがあったので、それで締めた。なんとも懐かしくて、その昔の青春時代を思い出してしまった。
さて、6月に読んだ本ですが今月はそれなりの8冊、累計で41冊でした。
1. ○あきない世傳 金と銀 源流篇 高田郁 ハルキ文庫
2.○ふるさと銀河線 軌道春秋 高田郁 双葉文庫
3. △我が名は切り裂きジャック (上) スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
4. ○未決 吉原裏同心十九 佐伯泰英 光文社文庫
5. ○混声の森 (上) 松本清張 光文社文庫
6. ○混声の森 (下) 松本清張 光文社文庫
7. ○消せない炎 ジャック・ヒギンズ 理論社
8. ○髪結 吉原裏同心二十 佐伯泰英 光文社文庫
「我が名は切り裂きジャック」・・・やっぱりスティーヴン・ハンターは狙撃ものに限ります。あまりのグロさに辟易して下巻を読む気もしませんでした。
「あきない世傳」はたぶん「みおつくし料理帖」なみの長編になりそうな雰囲気。


主人公の幸(さち)は家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋(いすずや)」に奉公に出されることになる。
番頭「治兵衛(じへえ)」に認められ、女衆の身であるのに徐々に商いに惹かれていく。
治兵衛は幸に、商いは川に似ていると教える。
『「お蚕さん育てるひとが居て、絹糸を紡ぐひとが居て、それを織るひとが居て、染めるひとも居て、
やっと呉服になる。近くに住んでいたら、いつでも買えるやろけど、そうもいかん。京で織られた反物を、
遠い場所でほしいと思うてるひとがいる。最初に問屋が買い、その問屋が小売に卸す。小売がお客さんに売る。
最後にお客さんに渡るまで、それぞれが手を繋いで川の流れを作り出すんだす」
最初の湧水から始まり、下へ下へと流れるうちに他の流れと合流し、川は幅を広げて、最後は海に注ぐ。
「悪いことをして、流れを乱す奴も居る。洪水もあれば渇水もある。けれど、真っ当な商人は、正直と信用とを
道具に、穏やかな川の流れを作ってお客さんに品物を届ける。問屋も小売も、それを生業に生きるさかい、
誰の汗も無駄にせんように心を砕く。それでこそ、ほんまもんの商人だす」』
続編が楽しみだけど、なんか長丁場になりそうな感じです。
→「マルカンデパート大食堂(1)」の記事はこちら
→「マルカンデパート大食堂(2)」の記事はこちら
→「読んだ本 2016年5月」の記事はこちら
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