温泉クンの旅日記

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鶴岡、庄内オープンセット(1)

2018-11-11 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <鶴岡、庄内オープンセット(1)>

 目の前に広がるのは、黄金色に輝きたなびく稲穂の海だ。


 
 庄内平野はまさに刈入れ直前、実りの秋である。今日はあいにくの、雨が降ったり熄んだりの天気だ。



 蕎麦の花も満開だった。あと一カ月もすれば旬の「新蕎麦」が取れる。



 鶴岡から月山高原方面に約二十キロ、車で三十分ちょっとくらい離れた、まっすぐな路のはるか先の月山山麓にオープンセットがある。



「庄内オープンセット」だが、正しくは「スタジオセディック庄内オープンセット」と長い。映画撮影のために建てられたセットをそのまま保存し公開している。広さ二十六万四千坪で映画やテレビドラマの撮影に使われているのだ。
 正面ゲートに到着した。


 
 左右に太鼓櫓、真ん中にあるのが物見櫓である。


 
 仮設のようなエントランスで千三百円の入場料と、歩くより絶対に便利ですからと勧められた周遊バスの料金五百円を払った。
 忘れぬように先に書いておくが、ここを訪れるならトレッキングシューズならベスト、最低でもスニーカー(運動靴)は必至だ。わたしは革靴っぽいウォーキングシューズだったのだが、悪路でドロドロになりあちこち傷ついてしまった。女性もローヒールくらいでは捻挫してしまうかもしれない。

 オープンセットにはエリアが六つある。
 エリアは、エントランスから左側方向に手前から農村、漁村、風とあり、右側方向に手前から戦国大手門、宿場町、山間集落と並んでいる。
 わたしの目当ては宿場町エリアだが時間はある。
 バスを使い、左側方向から攻めることにした。農村エリアの入口のバス停で降りた。バスの車内には客に無料で貸してくれる傘が何本も用意されている。
 棚田のセットだ。



 毎年手作業で田植えと稲刈りを行っているそうで、この風景をみているうちにふと遠野ふるさと村を思いだしてしまった。



 豊川悦司主演、藤沢周平隠し剣シリーズ「必死剣 鳥刺し」のラストシーンで登場する神社である。
 本当の神社の資材を使用して建てられた。



 山形県中山町にあった「おしんの生家」、築百年以上の古民家が庄内オープンセットに移され、映画化された「おしん」に登場した。おしん一家のシーンは全てここで撮影された。





  ― 続く ―


   →「遠野ふるさと村(1)」の記事はこちら
   →「遠野ふるさと村(2)」の記事はこちら
   →「遠野ふるさと村(3)」の記事はこちら


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