<立佞武多の館>
JR五所川原駅から中心部に向かってまっすぐ伸びる広い道を二、三分ほど歩く
と、右手に立派な立佞武多の館の建物が見えてくる。
街をめぐる道路がすっきり整然としているのは、すべて祭りのためだろう。
五所川原の立佞武多(たちねぷた)は、青森のねぶたと構造は基本的に同じで
あるが、高さがべらぼうで、最大二十メートル以上の巨大な山車が運行されるの
だ。
この館においては常設の展示を行っていて、また立佞武多の製作所も併設されて
おり見学も可能であり、祭りの映像も見ることができる。
前に五所川原を訪れたときにはなかったので最近できたのであろう。裏側にある
駐車場は、この館に入場すれば無料である。
(おぉー、すごい!)
館内にはいると、初めてみる実物の立佞武多のその巨大さに圧倒される。迫力も
凄いが、美しさも凄い。なにより綺麗だ。と思う。
軽くビルの四、五階分の高さがある。展示されている立佞武多は、祭り本番には
この建物から出陣できるようにうまく設計されている。
薄暗くしてあるのは、立佞武多の明るさを強調するためだ。
しかし、その暗さと巨大さのために撮影はけっこう難しい。
立佞武多とよばれる山車は、燈籠からいつしか組み人形として作られるように
なった。それが明治から大正にかけてどんどん巨大なものとなっていったが、電線
が街に張り巡らされたことで運行が困難になり、必然的に立佞武多低形化される
ようになってしまった。
それが1993年に明治・大正期の立佞武多の設計図の一部が発見され、これを元に
立佞武多を復活させようとする運動が始まり、1998年(平成10年)の祭りで八十余
年ぶりに「立佞武多」として復活し、以後年に一基ずつ新作が制作され現在に至っ
ている。
祭りの映像もみたが、誠にきれいな映像でコンパクトに仕上がっていた。この館
は五所川原にきて、もし時間があれば来館することをお勧めしたい。
(こんなに、あちこちでねぶた祭りをやっているのか!)
青森県の夏祭りであるねぶたは、有名なのは青森、弘前、五所川原だが、驚く
ことに県内の各地で同様な祭が行われるのだ。
青森県の夏の四大祭りといえば青森ねぶた祭、八戸三社大祭、弘前ねぶたまつ
り、五所川原立佞武多である。
八戸以外の三つの祭り、だいたいにおいて同じような祭りである。
ちなみに囃すかけ声だがそれぞれが違う。
青森では「ラッセラー」、弘前では「ヤーヤドー」、五所川原では「ヤッテマ
レ」だ。
「ヤッテマレ」は津軽弁で、標準語の「やってしまえ」に近い意味で、ニュアンス
としては、関西弁の「いてこましたれ」に近いという。
そういえば吉永小百合がJR東日本のコマーシャルの最後に言っていたような気が
する、な。
→「五所川原」の記事はこちら
JR五所川原駅から中心部に向かってまっすぐ伸びる広い道を二、三分ほど歩く
と、右手に立派な立佞武多の館の建物が見えてくる。
街をめぐる道路がすっきり整然としているのは、すべて祭りのためだろう。
五所川原の立佞武多(たちねぷた)は、青森のねぶたと構造は基本的に同じで
あるが、高さがべらぼうで、最大二十メートル以上の巨大な山車が運行されるの
だ。
この館においては常設の展示を行っていて、また立佞武多の製作所も併設されて
おり見学も可能であり、祭りの映像も見ることができる。
前に五所川原を訪れたときにはなかったので最近できたのであろう。裏側にある
駐車場は、この館に入場すれば無料である。
(おぉー、すごい!)
館内にはいると、初めてみる実物の立佞武多のその巨大さに圧倒される。迫力も
凄いが、美しさも凄い。なにより綺麗だ。と思う。
軽くビルの四、五階分の高さがある。展示されている立佞武多は、祭り本番には
この建物から出陣できるようにうまく設計されている。
薄暗くしてあるのは、立佞武多の明るさを強調するためだ。
しかし、その暗さと巨大さのために撮影はけっこう難しい。
立佞武多とよばれる山車は、燈籠からいつしか組み人形として作られるように
なった。それが明治から大正にかけてどんどん巨大なものとなっていったが、電線
が街に張り巡らされたことで運行が困難になり、必然的に立佞武多低形化される
ようになってしまった。
それが1993年に明治・大正期の立佞武多の設計図の一部が発見され、これを元に
立佞武多を復活させようとする運動が始まり、1998年(平成10年)の祭りで八十余
年ぶりに「立佞武多」として復活し、以後年に一基ずつ新作が制作され現在に至っ
ている。
祭りの映像もみたが、誠にきれいな映像でコンパクトに仕上がっていた。この館
は五所川原にきて、もし時間があれば来館することをお勧めしたい。
(こんなに、あちこちでねぶた祭りをやっているのか!)
青森県の夏祭りであるねぶたは、有名なのは青森、弘前、五所川原だが、驚く
ことに県内の各地で同様な祭が行われるのだ。
青森県の夏の四大祭りといえば青森ねぶた祭、八戸三社大祭、弘前ねぶたまつ
り、五所川原立佞武多である。
八戸以外の三つの祭り、だいたいにおいて同じような祭りである。
ちなみに囃すかけ声だがそれぞれが違う。
青森では「ラッセラー」、弘前では「ヤーヤドー」、五所川原では「ヤッテマ
レ」だ。
「ヤッテマレ」は津軽弁で、標準語の「やってしまえ」に近い意味で、ニュアンス
としては、関西弁の「いてこましたれ」に近いという。
そういえば吉永小百合がJR東日本のコマーシャルの最後に言っていたような気が
する、な。
→「五所川原」の記事はこちら
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