<読んだ本 2009年9月>
先週末の中秋の名月、とてもきれいでしたね。
シルバー・ウィークには、よせばいいのにまたまた、津和野・萩方面まで足を
伸ばしてしまった。
GWから、毎月コンスタントに三千キロ前後の長距離をこなしつづけてさすがに
疲れてきました。
萩では素泊まりだったので、東萩駅前の呑み屋に夕方五時くらいから暖簾をくぐ
ってしまった。
お勧めメニューに「金太郎の刺身」とあり、五百円以下だったのと、日によって
は提供できないと書いてあったので注文すると、運がよかったのかあるという。
萩のアマダイは有名だが、値段がちょっと張る。
辛口の「長門峡」という酒があったので、それをクチに出さずに「これを」と
指でさして頼んだ。
「ちょうもんきょう、ですね」
(やっぱりね・・・あぶないあぶない、山陰はわからん)
とにかく山陰は読みが難しくて、自信をなくす。隣の市が「長門(ながと)」
なのだから「ながときょう」と誰でも読むと思う。ちょうもんきょう、かよ。
金太郎は小さいが白身の脂がのっていて旨い魚である。器も凝っている。この店
で提供する魚は、とにかく新鮮で安心できそうである。
金太郎を帰って調べてみると、スズキの仲間でヒメジというのが正式な名前で
新潟から西日本で通称もその土地によって違うが、けっこう有名な魚のようだ。
次に「剣先イカの刺身」を追加したが、値段が千円ちょっとの割りにけっこう
ボリュームがあった。新鮮だからこその絶品であった。
たっぷり盃を重ねて、おにぎりをお土産にしてもらい宿にもどったものである。
ところで、読んだ本の話ですが、手短に書きます。
今月は6冊、2009年の累計で45冊です。
1.○ブラック・ハート (下) マイクル・コナリー 扶桑社ミステリー
2.△面影橋 阿刀田 高 文芸春秋
3.△血の記憶 (上) グレッグ・アイルズ 講談社
4.○血の記憶 (下) グレッグ・アイルズ 講談社
5.○鏡の顔 大沢在昌 ランダムハウス講談社
6.○ナイト・ホークス (上) マイクル・コナリー 扶桑社ミステリー
グレッグ・アイルズの本は面白い。
ただ、この「血の記憶」の上下二冊はどうかと思う。さすがに最後まで読み続け
させる力量はあるのだが、テーマが幼児性愛と近親相姦がほとんどで、精神科医を
目指すひととかなら読んで面白いかもしれない。
めったにこのブログで本を薦めることはないのだが、今日は逆で、お薦めしない
ほうだ。
これを書いているいまは、刑事ハリー・ボッシュのシリーズである「ナイト・
ホークス(下)」を読んでいるのだが、なんとなく頷ける文章があったので書いて
おきたい。
『・・・ボッシュはただのいちども見張り任務がいやだと思ったことはなかっ
た。じっさい、何度か、いいパートナーに恵まれたときは、楽しんだものだ。
いいパートナーとは、会話によるものではなく、会話をしなくてもいいという
とうころだとボッシュは定義していた。気詰まりを解消するための話をしない
ですむ。それが正しいパートナーのありかただった。・・・』
わたしも心底そう思う。
→「読んだ本 2009年8月」の記事はこちら
先週末の中秋の名月、とてもきれいでしたね。
シルバー・ウィークには、よせばいいのにまたまた、津和野・萩方面まで足を
伸ばしてしまった。
GWから、毎月コンスタントに三千キロ前後の長距離をこなしつづけてさすがに
疲れてきました。
萩では素泊まりだったので、東萩駅前の呑み屋に夕方五時くらいから暖簾をくぐ
ってしまった。
お勧めメニューに「金太郎の刺身」とあり、五百円以下だったのと、日によって
は提供できないと書いてあったので注文すると、運がよかったのかあるという。
萩のアマダイは有名だが、値段がちょっと張る。
辛口の「長門峡」という酒があったので、それをクチに出さずに「これを」と
指でさして頼んだ。
「ちょうもんきょう、ですね」
(やっぱりね・・・あぶないあぶない、山陰はわからん)
とにかく山陰は読みが難しくて、自信をなくす。隣の市が「長門(ながと)」
なのだから「ながときょう」と誰でも読むと思う。ちょうもんきょう、かよ。
金太郎は小さいが白身の脂がのっていて旨い魚である。器も凝っている。この店
で提供する魚は、とにかく新鮮で安心できそうである。
金太郎を帰って調べてみると、スズキの仲間でヒメジというのが正式な名前で
新潟から西日本で通称もその土地によって違うが、けっこう有名な魚のようだ。
次に「剣先イカの刺身」を追加したが、値段が千円ちょっとの割りにけっこう
ボリュームがあった。新鮮だからこその絶品であった。
たっぷり盃を重ねて、おにぎりをお土産にしてもらい宿にもどったものである。
ところで、読んだ本の話ですが、手短に書きます。
今月は6冊、2009年の累計で45冊です。
1.○ブラック・ハート (下) マイクル・コナリー 扶桑社ミステリー
2.△面影橋 阿刀田 高 文芸春秋
3.△血の記憶 (上) グレッグ・アイルズ 講談社
4.○血の記憶 (下) グレッグ・アイルズ 講談社
5.○鏡の顔 大沢在昌 ランダムハウス講談社
6.○ナイト・ホークス (上) マイクル・コナリー 扶桑社ミステリー
グレッグ・アイルズの本は面白い。
ただ、この「血の記憶」の上下二冊はどうかと思う。さすがに最後まで読み続け
させる力量はあるのだが、テーマが幼児性愛と近親相姦がほとんどで、精神科医を
目指すひととかなら読んで面白いかもしれない。
めったにこのブログで本を薦めることはないのだが、今日は逆で、お薦めしない
ほうだ。
これを書いているいまは、刑事ハリー・ボッシュのシリーズである「ナイト・
ホークス(下)」を読んでいるのだが、なんとなく頷ける文章があったので書いて
おきたい。
『・・・ボッシュはただのいちども見張り任務がいやだと思ったことはなかっ
た。じっさい、何度か、いいパートナーに恵まれたときは、楽しんだものだ。
いいパートナーとは、会話によるものではなく、会話をしなくてもいいという
とうころだとボッシュは定義していた。気詰まりを解消するための話をしない
ですむ。それが正しいパートナーのありかただった。・・・』
わたしも心底そう思う。
→「読んだ本 2009年8月」の記事はこちら
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