温泉クンの旅日記

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鰺ヶ沢高原温泉

2013-10-06 | 温泉エッセイ
  <白神のリゾートホテル>

(な、なんだ・・・元の鯵ヶ沢プリンスだったのかよ!)
 嶽温泉から岩木山を挟んで逆側にある「ナクア白神ホテル&リゾート」に車を走らせていたところ、近づくにつれ、わたしの車の古いナビの画面にそれが表示されたのだった。



 旅番組でこのホテルを二度ほど観て、白神山地に最近創業したいい感じのリゾートホテルだと思いこみ、勝手に妄想を膨らませていたのだ。もしかしたら、同じ思いを抱いているひともいるのではないだろうか。



 西武が全国各地にある不採算のリゾート施設を売却したことは聞いていたが、ここもそうだとはまるで知らなかった。
 ということは、温泉は期待しないほうがいい。「ないよりマシでしょ、あるだけありがたく思いなさい」的な温泉がプリンスには多いのだ。
 テンションが一気に下がってしまったが、到着前に知ったのが不幸中の幸い、あとで落胆するよりいい。あまり期待しなければ、あとはいいところを見つけて加点していくだけだからだ。



 ホテルの外観をじっくり観察すれば、開業(1994年)して約二十年というのもなるほどと頷ける。



 隣でチェックインしている夫婦が、夕食バイキングの時間を遅めにするように勧められている。
 わたしも同じく遅めを勧められるかと思ったら、わたしの担当者は団体が到着前の早めを勧めたのでちょっと驚く。カウンターで細かく人数調整をしているのだろうか。それとも格安プランは早めの時間なのだろうか。
 豪華な食事の高めの宿泊プランもあるはずなので、きっとダイニングルームが会場なのだろう。

 部屋は、新富良野プリンスを思い出させるツインのシングルユーズで思ったより広く、窓も大きめで見晴らしもいい。



(あの辺の丘に建つホテルが、きっと前に泊まったグランメールに違いない。その向こう、日本海のところには<わさお>がいるのだろう・・・)

 ただ残念なことに天気が悪く、一望する景観はいまひとつであるが、晴れ渡っていれば日本海に面した鯵ヶ沢から津軽半島の先端ちかくまで見渡せる絶景なのだろう。

 このホテルの鰺ヶ沢高原温泉は思ったとおりの「ないよりマシ」的なので、減点はない。





 解放感のある露天風呂からの絶景は残念ながら霞んで見えなかった。天気さえよければ、昼間は北海道と津軽平野、夜は日本海の漁火の夜景が一望できるそうである。





 温泉をあまり期待しなければ、それなりの満足感がある宿であった。



  →「新富良野プリンスのてるてる」の記事はこちら
  →「鰺ヶ沢温泉」の記事はこちら
  →「うわさのわさお」の記事はこちら

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