封人の家の近くにある「境田分水嶺」
分水嶺というと峠にあるというイメージだがここは平地にある。
沢の水が片方は最上川となって日本海に流れ、もう一方は江合川となり太平洋に注ぐ。
境界線上に2枚の葉っぱを置くと1枚は太平洋へ、もう1枚は日本海側に流れていった。
分水嶺のすぐそばに境田という無人駅がある。
私は2度ここを訪れている。
のんびりするのだが未だ電車が通るのを見た事がない。
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蚤虱馬の尿する枕もと
いわずと知れた松尾芭蕉の句である。
芭蕉はよほど貧しいあばらやに泊めてもらったのだと今まで思っていた。
ところが、この家は庄屋である。
ちゃんと座敷に泊めてもらっておいて何だこの句は!
と、思ってしまうのは私だけ?
とても広い立派な家である。
座敷や板の間から土間をはさんで馬屋が確かにある。
昔の家は人と馬が同じ屋根の下で生活していたようだ。
囲炉裏に . . . 本文を読む