土曜朝、夫が突然大きな電気オーブンを家の中に持ち込んできた。
居間のテーブルにドンと置く。「えーーーー?ここでやるの?」「そうだ」
「あれ?バナナないぞ」「食べた。。」「なに?!あれを使うんだ!買ってくる!」
バナナ買いに何処まで行ったか・・やっと戻ってきた。そこのセコマじゃないのかい?
「豆乳と白太ごま油も無い。買ってくる」「オーサワのじゃだめなの?オリーブは?」
又、更にしばらくしてルンルンと戻ってきた。(いっぺんで済ませろや)と腹が言う。
この日は夫71歳生まれて初めてのお菓子作り「米粉マフィン」に挑戦する。
3月末に参加予約していた教室が、この情勢下千葉まで行くことが出来ず急遽オンライン講習に切り替わったのだ。
何時から始まるとも言わないし特に聞かなかったが、帰ってきたと同時に先生の姿がiPadの画面に映し出された。
画面上には先生と他の参加者3名も映っている。それぞれの家庭の子どもの声も聞こえる。ご主人も居るみたい。
夫は、千葉に出かける気満々でわざわざ無印で新調した麻のエプロンを掛け、材料が並んだテーブルの前にスタンバイ。
バナナが無けりゃ別のもので代用すればいいのに、、と思っていたが、どっこいバナナは増粘剤の代わりだと分った。
「今日は砂糖を少し使ったシンプルなものなので風味の有るごま油を使うと中華風になってしまいます」と先生。なるほど。。
夫はこの日のために、ケーズデンキで馬鹿でかい重たいオーブンを買って妻の目の届かない場所に待機させていた。
が、みつけた。「なにこれ?」と何気なく水を向けたら「オーブン」と言った。それは箱に大きく書いてある。
(何でここにひっそり置いてある?)「えーゆーをそふとばんくに換えたらナンチャラがカンチャラでちょうど買えた。」
(だからさ、何のためにここにあるんだってば)
常に、妻を恐れるあまり、質問を正しく理解出来ない夫はトンチンカンな言い訳ばかりしていた。
今日のこの日のこの時の為だったのだ。
いよいよオーブンに入れる段階になって、使い方が分らない。温度設定が出来ない。。ここで初めて取扱説明書を開いている。
先生は一瞬(?!!)という感じだった。が、さっき箱から出してきたばかり。。。やる気あるのか無いのか摩訶不思議。
「永野さん、今日初めて使うオーブンなんですよねー」とさりげなく皆さんにそして夫に向かって優しくフォロー。
如何にせん71歳。男子。
10時半から始まって12時前、「あ、皆さん上手く膨らんでますね。 では試食して下さい」 各々もぐもぐタイム。「美味しい!」
マフィンってほとんど食べたい欲求が来ない存在だったが、、米粉とバナナでしっとりとこんな食感になるのか!
美味しい!2個食べた。台所であれこれしながら耳だけ参加していたが全体の雰囲気は充分に伝わって来た。試食段階のみ画面に参加。
砂糖は入れなくても良いし、豆乳や牛乳無ければ水で良いそうだ。
「では皆さんさようなら」と、ちょうど12時に画面から先生は消えた。
いや~~~これはいいわ!こういう時代が来たのだ。自宅に居ながらにして!時間短縮。参加費1800円を事前に振込んだだけ。
なんと言っても、71歳の男子がひとりで手もエプロンも汚さず、ボール一つとバナナ潰すフォーク1本でちょちょっとつくったのだ。
数年前から夫は米粉100%のパンが作れないだろうかと大きなかぶの米粉で色々な人に試作を頼んでいた。
しかし納得のゆく米粉のパンはなかなか出来ず、より細かな粒子にするため粉砕機メーカーの展示会に毎年通っていた。
粉砕機会社のブースでふっくらと膨らんだ米粉パンの実演をしていた女性が今日の先生の駿河かおりさんだ。
昨年、札幌での講習会を企画するべく連絡を取り合っていたがなかなか都合がつかず、「まずはじぶんが」と推測する。。。
真相は分らないがあえては聞かない。好きなことして機嫌良く生きててくれれば それでよしだ。
関心のある方は以下のサイトをご覧下さい。
https://orangespoon.jp/category/lesson/
https://tomoe.life/22205
居間のテーブルにドンと置く。「えーーーー?ここでやるの?」「そうだ」
「あれ?バナナないぞ」「食べた。。」「なに?!あれを使うんだ!買ってくる!」
バナナ買いに何処まで行ったか・・やっと戻ってきた。そこのセコマじゃないのかい?
「豆乳と白太ごま油も無い。買ってくる」「オーサワのじゃだめなの?オリーブは?」
又、更にしばらくしてルンルンと戻ってきた。(いっぺんで済ませろや)と腹が言う。
この日は夫71歳生まれて初めてのお菓子作り「米粉マフィン」に挑戦する。
3月末に参加予約していた教室が、この情勢下千葉まで行くことが出来ず急遽オンライン講習に切り替わったのだ。
何時から始まるとも言わないし特に聞かなかったが、帰ってきたと同時に先生の姿がiPadの画面に映し出された。
画面上には先生と他の参加者3名も映っている。それぞれの家庭の子どもの声も聞こえる。ご主人も居るみたい。
夫は、千葉に出かける気満々でわざわざ無印で新調した麻のエプロンを掛け、材料が並んだテーブルの前にスタンバイ。
バナナが無けりゃ別のもので代用すればいいのに、、と思っていたが、どっこいバナナは増粘剤の代わりだと分った。
「今日は砂糖を少し使ったシンプルなものなので風味の有るごま油を使うと中華風になってしまいます」と先生。なるほど。。
夫はこの日のために、ケーズデンキで馬鹿でかい重たいオーブンを買って妻の目の届かない場所に待機させていた。
が、みつけた。「なにこれ?」と何気なく水を向けたら「オーブン」と言った。それは箱に大きく書いてある。
(何でここにひっそり置いてある?)「えーゆーをそふとばんくに換えたらナンチャラがカンチャラでちょうど買えた。」
(だからさ、何のためにここにあるんだってば)
常に、妻を恐れるあまり、質問を正しく理解出来ない夫はトンチンカンな言い訳ばかりしていた。
今日のこの日のこの時の為だったのだ。
いよいよオーブンに入れる段階になって、使い方が分らない。温度設定が出来ない。。ここで初めて取扱説明書を開いている。
先生は一瞬(?!!)という感じだった。が、さっき箱から出してきたばかり。。。やる気あるのか無いのか摩訶不思議。
「永野さん、今日初めて使うオーブンなんですよねー」とさりげなく皆さんにそして夫に向かって優しくフォロー。
如何にせん71歳。男子。
10時半から始まって12時前、「あ、皆さん上手く膨らんでますね。 では試食して下さい」 各々もぐもぐタイム。「美味しい!」
マフィンってほとんど食べたい欲求が来ない存在だったが、、米粉とバナナでしっとりとこんな食感になるのか!
美味しい!2個食べた。台所であれこれしながら耳だけ参加していたが全体の雰囲気は充分に伝わって来た。試食段階のみ画面に参加。
砂糖は入れなくても良いし、豆乳や牛乳無ければ水で良いそうだ。
「では皆さんさようなら」と、ちょうど12時に画面から先生は消えた。
いや~~~これはいいわ!こういう時代が来たのだ。自宅に居ながらにして!時間短縮。参加費1800円を事前に振込んだだけ。
なんと言っても、71歳の男子がひとりで手もエプロンも汚さず、ボール一つとバナナ潰すフォーク1本でちょちょっとつくったのだ。
数年前から夫は米粉100%のパンが作れないだろうかと大きなかぶの米粉で色々な人に試作を頼んでいた。
しかし納得のゆく米粉のパンはなかなか出来ず、より細かな粒子にするため粉砕機メーカーの展示会に毎年通っていた。
粉砕機会社のブースでふっくらと膨らんだ米粉パンの実演をしていた女性が今日の先生の駿河かおりさんだ。
昨年、札幌での講習会を企画するべく連絡を取り合っていたがなかなか都合がつかず、「まずはじぶんが」と推測する。。。
真相は分らないがあえては聞かない。好きなことして機嫌良く生きててくれれば それでよしだ。
関心のある方は以下のサイトをご覧下さい。
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