大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

理想の姿

2012-06-26 | 日記
日曜の朝田んぼに行くと、何かいつもと様子が違う。
並んでいる4枚のそれぞれの田の水の水位がピターっと一定におさまっている。
今までは適量の水位を確保するために常に水路から水が流れ込んむように調整していた。
入れても入れてもあちこちから水漏れしたり、4枚のバランスが掴めずにいた。
右往左往しつつ、その時その時の状況に直観をはたらかせてやり繰りしてしてきた。
「あそことあそこは閉めておけばいい」と山崎さんに言われていたが、なかなか決心できず
少し開けてあった水の出口を昨日の状況を確認したとき、(閉めよう)と思えて閉めた。
そして、今朝、今までと全く違う空気感。
並んだ4枚の田の水位がバランスを保ちながらたたずむ様は美しいの一言だ。
山崎さんが「理想の姿だね」と言ってくれた。
そうなんだ。やっぱり理想の姿は美しいんだ。
ほんとうにありがとう。いままでじっと待っていてくれてありがとう。ごめんねなかなか分らなくて。
一枚一枚の田んぼと、ひと株ひと株の苗と心の中で握手しながらゆっくり歩く。
田んぼの周りの土手に咲く、シロツメクサ・アカツメクサ・忘れな草・黄色やピンクの名も知らぬ草花が
スタンドから見守るサポーターのようにゆれてゆれて一緒に喜んでいる。うふふうふふあはははは~
しかし、刻々と状況は変化する。この理想の姿を五感に刻む。


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