大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

博多港引き揚げ、高校生が記録映像

2019年08月19日 05時20分28秒 | 日記
 「戦後の旧満州(中国東北部)や朝鮮半島から博多港への引き揚げに関する記録映像を制作し、全国コンテストで入賞した野間中(福岡市南区)の元放送部員4人が、高校2年生になった今も、体験者話の話を聞く活動を続けている。」そうです。
引き揚げ者の「小笠原さん(佐賀県武雄市 86)は昨年末、4人の受賞をテレビ番組で知った。引き揚げは一緒に苦難を乗り越えた弟妹とも話題にしなかった。だが生徒の活動に感銘を受け『墓の中で後悔したくない。自分が生きた証を残しておきたい』と、テレビ局に電話して『4人に会いたい』と頼んだ。生徒たちは3月、武雄市を訪れ、小笠原さんの証言をカメラに収めた」そうです。
「福岡市の博多港には敗戦後約1年半で、約139万人が引き揚げた。だが『友人はほとんど知らない』」「『福岡は引き揚げを学ぶ機会が少ない』」と生徒たちは指摘され、「私たちの映像で1人でも多くの人に事実を伝えたい」「高校の先生になって生徒に語り継ぎたい」と話されています。
(下:2019年8月15日西日本新聞-小林稔子「〈引き揚げ〉高校生が継承 福岡の4人記録映像に取り組む 活動に感銘 86歳自ら求め初証言」より)