横浜田舎物語

サザン、サッカー、ロードバイク
エイジレスばあばのパワフルな日々
をお届けします

入院後初めての事件?

2014-09-12 | 変形性股関節症


8/9(土)の真夜中の話です。

まったく眠れないので、前夜初めて誘眠剤をもらう、最初だから半分ですって
効いたような効かないような、ウトウトしていたその時
突然大音響が・・・当然飛び起きました

「6階の火災警報器が作動しました。現在調査中です」

院内放送が響く

しばらくすると再び大音響

「ただいまのは誤報でした」 誤報??こんな真夜中に誤報
なんてこと、まだ車いす移動だった私は瞬間、どうやって避難しよう
そういえば緊急避難口調べてなかった、調べたところで自分一人で逃げ出すこともできないし

そんなことを思っていたその時、お隣のベッドあたりでドスン!という鈍い音
そのうち「奥さん、助けて~」
隣の3日前にひざの手術をしたばかりのおばあ様、お向かいのこれから手術する人に助けを求めている

「私無理ですわ、看護師さん呼んで」って言ってる、当たり前だわ
すると「看護師さんに迷惑かけたくないねん、助けて」

もしもし、お向かいのおば様だって手術前と言えども患者さんなのよ

ずっと黙って聞いていた私、もうこれはおせっかいでも何でもないわと思い
「ナースコールしますよ」と言いながらボタンを押す

すぐ飛んできた夜勤看護師、「あらあら、落ちちゃたんですか。私一人じゃ無理ですわ」
と言いながら院内携帯でヘルプを呼んだ、結局3人しかいない夜勤看護師が全員でようやく起こしたみたい
話の様子では、手術したところは大丈夫そうだけど、その下あたりをけがして出血しているって

手当をしてもらってようやく落ち着いたお隣のおばあ様、同室になって5日目、初めてまともにお話しました。

寝たきりだった私のこと、あれこれ言ってくれてたけど、私はそんなに悪い人ではないのよ
やっとわかってくれたみたいで、その日を境にやたらフレンドリー
聞いてもいないことまで話すからちょっとめんどくさいこともあったけど
これも傾聴ボランティアの一環かと、どうせあとわずかのお付き合いなんだからと我慢する。

ところが、予定では術後2週間で退院だったこのおばあ様、転落の時の傷がなかなか治らなくて
結局私より後の退院になってしまったのです。

明るくていい人だった、私が退院するときは最後まで寂しいって言ってくれたし
もう今頃はお家に帰ったことでしょう。

この話からyukikoさんが「赤い札は付けられてる?」って聞いてきた

「赤い札ってバーゲン品のこと?」って切り返したけど、わかってるわよ

”トリアージ”のことですね。

大震災や、大事故の時、誰を真っ先に救命しなければいけないか、
救急隊や医師が判断して救急搬送の目安にするタグのことですね。

その中で赤というのは ”カテゴリーI(最優先治療群)生命に関わる重篤な状態で一刻も早い処置をすべきもの”

つまり真っ先に助けてもらえる人ということ、多分病院側でそれは決まっているんでしょ

yukikoさんならではの視点に感心しましたよ

ま、とにかく誤報でよかった しっかりしてくださいよ、こんなことがなかったらおばあ様も怪我しなかったのだから
そうよ、病院側の責任なんじゃないの、しばらくは怒ってましたね。

日本列島に台風襲来で、関西地方は特に荒れた日の夜中の出来事でした。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする