月曜日手術の場合は金曜日に入院する、それが決まりです。
間の(土)(日)は何をするかって、ほとんどやることはない
せいぜい病棟の見学とか、たまに看護師が来て毎度同じことを聞く
そういえば薬剤師も、麻酔科の先生も来たわ
でもそれほどやることはない
8月4日(月)~8月5日(火)
手術当日を迎えました。始めの話だと朝一の手術予定だったはずなんだけど
急に午後一番だと言われた。
前日の夜から断食なので午後までまたされるということは3食抜きということ
これはきついですよ、水も途中から飲めなくなるし
夫が来ました。今回も新横浜6時発で、なんだ、こんなことならもっとゆっくりでもよかったね
まあ、まだ元気な妻をしばし眺めてくださいな
明日の今頃は術後の苦しみの真っ最中なんだから・・なんて冗談を言ってみる
そうでもしないと落ち着かない、やはり不安はぬぐえない
手術が無事終わったら連絡してほしい人の一覧を書いて渡す。
12時半、看護師が迎えに来る、<よっし、行くぞ>言葉にはしなかったけど気合を入れた
歩いても行けそうだったけど一応車いすを押してもらう
関係者用のエレベーターで4階へ
車いすを押してくれてた看護師さん、のちにお気に入りの看護師の一人となるFさんでしたが
とにかく明るい人なので、私の気持ちを盛り上げてくれるような話をしてくれる
内容はあまり覚えてないけどね
しばらく待たされて名前の確認、そして手術室へ、
夫とはここでバイバイ、家族の控室があるのでそこで待機するそうです。
予定は6時間、その間緊急事態が起こらないとも限らないので、必ず待機していなければいけません
そんなピリピリした空気なのに
なんと手術室に入ろうとする私を写メ撮ってる、元気な姿を見るのが最後か?って、まさかね
私のド近眼さは度々書いてきましたが、メガネをかけてないし、もちろんコンタクトも入れてないから
ぜ~~んぶぼぉ~っとしてて、これが助かった
それでも雰囲気はわかります。、機械がいっぱい、手術台があって、その上にはギラギラのライト
促されて自ら手術台に乗ります。
ここで上半身裸になります。もちろん看護師さんのフォローあり
肩の下あたりになにかペタペタ付けられました。心電図のあれかな?
次に右を下にして横になる。顔はお腹を見る感じで膝を曲げ、背中を丸める
これから背中に硬膜外チューブという痛み止めを送る針を刺します。
これが一番痛い、と言った人がいる、しかし思ったより全然痛くない、お上手
仰向けになって酸素マスクを付けられた、と思ったらそこからまったく記憶がない
「終わりましたよ」 U医師の声、横に夫がいる。
まだ意識はもうろうとしていたけど成功はしたようだ。
その上、6時間の予定が5時間で終わったって、これは大きい
1時間少ないということはそれだけ負担も少ないということ
術後の回復に大きな影響があるはず
夫がレントゲン写真のコピーを見せてくれた。
なんと言ったらいいのか、瞬間思ったのは、なんて美しく、左右対称に寸分の違いもなく
これからの一生の友が入った、よかった~、安心しました。
その時点ですでにGICUのベッド上だった
★ GICU・・General Intensive Care Unit の頭文字を取った言葉、日本語では総合集中治療室
知らない間に体中管だらけ、両太ももはこれでもかってくらい太巻きになっている。
まるで解剖される前のカエルみたいに身動きができないのだ。
傷の痛みは・・・正直まったくってほどない
だけど、なにが大変だったかって腰が異様に痛む
GICUは術後の重症患者が過ごす場所なので、看護師は2時間おきに回ってくることになっている
その都度体位を変えてくれるのだが、私の場合両脚なので変えようがないというのが現実
腰の下に枕を入れてくれたり、バスタオルを入れてくれたりするのだが、一瞬は楽になっても
すぐ我慢できないほどの痛さが襲ってくる
傷が痛いならなんとかなるけど、これだけはどうしようもない
手術終わったらぐっすり寝ようなんて甘い考えはぶっ飛び、ぼんやりした目で
真っ暗な外を見てはひたすら早く夜が明けないかを待つ
それでもナースコールをするとすぐ来てくれる看護師さん、何度も何度もごめんなさい
間にお水も飲ませてもらいました。
こんなことでほとんど眠れないまま最初の夜がようやく明けました。
腰は際限なく痛い、ただそれだけ
体中がんじがらめだというのに、現実は・・・朝食が出る
ベッドを起こしてもらい、少し人間に戻ったか?
下半身はそのままだけど、頭の位置が違っただけで世界観が変わるような気がした
朝食はおかゆと、それにかけるふりかけパック、味噌汁
ナースハルコさんも書いてたけど、おかゆにふりかけ?やっぱり梅干しでしょう
その上おかゆの量が、ご飯1杯分をおかゆにしてしまったっていうくらい大量
だれがこんな時にこんなに食べるのよ
食べなくちゃ、体力付けなくちゃ、なんて少し思ったけど、あんなにお腹空いてるはずなのに
まったく食欲がない、2口、3口、味噌汁もそんなもの、で、ごちそうさま
食べ終わったころ夫が来る、どう?って聞かれたけど、どうもこうも腰が痛いだけ
結局、この腰からお尻の痛みは当時より緩和したものの退院した今も続いている。
ただ、今回救われたのは人工呼吸器の管の問題、前回の倍以上の時間だったにも関わらず
まったく違和感が残らなかったこと
麻酔科の先生の話では、管がなかなか入らなくて大変だったとのこと
術前に何度も訴えていたので一番細い管を使うようにしますと言ってくれてたから
入りにくかったのかな?
私は夢の中でしたから何をされても痛くもかゆくもなかったけど
だた、麻酔が覚めるころだったのか、喉から管が出て行くのをなんとなく感じました。
もしかして夢だったのか、現実だったのか、それも定かではありませんが
準備が整い次第順番に一般病棟に移動ですが、その前に肺のレントゲンを撮りました。
もちろん寝たままです。
人工呼吸器を付けてましたから心肺機能が戻っているか見るのでしょうか?
この時まだ酸素マスクを付けていました。後に”カヌラ”という
耳にひっかけて鼻の穴に直接入れる呼吸器に変わっていくのですが
しばらくの間呼吸器の検査は続き、深呼吸を繰り返すよう言われました。
そして、一般病室に、ここがまた前とは違う部屋、窓際でしたが、悩みが生まれた部屋でもありました。
間の(土)(日)は何をするかって、ほとんどやることはない
せいぜい病棟の見学とか、たまに看護師が来て毎度同じことを聞く
そういえば薬剤師も、麻酔科の先生も来たわ
でもそれほどやることはない
8月4日(月)~8月5日(火)
手術当日を迎えました。始めの話だと朝一の手術予定だったはずなんだけど
急に午後一番だと言われた。
前日の夜から断食なので午後までまたされるということは3食抜きということ
これはきついですよ、水も途中から飲めなくなるし
夫が来ました。今回も新横浜6時発で、なんだ、こんなことならもっとゆっくりでもよかったね
まあ、まだ元気な妻をしばし眺めてくださいな
明日の今頃は術後の苦しみの真っ最中なんだから・・なんて冗談を言ってみる
そうでもしないと落ち着かない、やはり不安はぬぐえない
手術が無事終わったら連絡してほしい人の一覧を書いて渡す。
12時半、看護師が迎えに来る、<よっし、行くぞ>言葉にはしなかったけど気合を入れた
歩いても行けそうだったけど一応車いすを押してもらう
関係者用のエレベーターで4階へ
車いすを押してくれてた看護師さん、のちにお気に入りの看護師の一人となるFさんでしたが
とにかく明るい人なので、私の気持ちを盛り上げてくれるような話をしてくれる
内容はあまり覚えてないけどね
しばらく待たされて名前の確認、そして手術室へ、
夫とはここでバイバイ、家族の控室があるのでそこで待機するそうです。
予定は6時間、その間緊急事態が起こらないとも限らないので、必ず待機していなければいけません
そんなピリピリした空気なのに
なんと手術室に入ろうとする私を写メ撮ってる、元気な姿を見るのが最後か?って、まさかね
私のド近眼さは度々書いてきましたが、メガネをかけてないし、もちろんコンタクトも入れてないから
ぜ~~んぶぼぉ~っとしてて、これが助かった
それでも雰囲気はわかります。、機械がいっぱい、手術台があって、その上にはギラギラのライト
促されて自ら手術台に乗ります。
ここで上半身裸になります。もちろん看護師さんのフォローあり
肩の下あたりになにかペタペタ付けられました。心電図のあれかな?
次に右を下にして横になる。顔はお腹を見る感じで膝を曲げ、背中を丸める
これから背中に硬膜外チューブという痛み止めを送る針を刺します。
これが一番痛い、と言った人がいる、しかし思ったより全然痛くない、お上手
仰向けになって酸素マスクを付けられた、と思ったらそこからまったく記憶がない
「終わりましたよ」 U医師の声、横に夫がいる。
まだ意識はもうろうとしていたけど成功はしたようだ。
その上、6時間の予定が5時間で終わったって、これは大きい
1時間少ないということはそれだけ負担も少ないということ
術後の回復に大きな影響があるはず
夫がレントゲン写真のコピーを見せてくれた。
なんと言ったらいいのか、瞬間思ったのは、なんて美しく、左右対称に寸分の違いもなく
これからの一生の友が入った、よかった~、安心しました。
その時点ですでにGICUのベッド上だった
★ GICU・・General Intensive Care Unit の頭文字を取った言葉、日本語では総合集中治療室
知らない間に体中管だらけ、両太ももはこれでもかってくらい太巻きになっている。
まるで解剖される前のカエルみたいに身動きができないのだ。
傷の痛みは・・・正直まったくってほどない
だけど、なにが大変だったかって腰が異様に痛む
GICUは術後の重症患者が過ごす場所なので、看護師は2時間おきに回ってくることになっている
その都度体位を変えてくれるのだが、私の場合両脚なので変えようがないというのが現実
腰の下に枕を入れてくれたり、バスタオルを入れてくれたりするのだが、一瞬は楽になっても
すぐ我慢できないほどの痛さが襲ってくる
傷が痛いならなんとかなるけど、これだけはどうしようもない
手術終わったらぐっすり寝ようなんて甘い考えはぶっ飛び、ぼんやりした目で
真っ暗な外を見てはひたすら早く夜が明けないかを待つ
それでもナースコールをするとすぐ来てくれる看護師さん、何度も何度もごめんなさい
間にお水も飲ませてもらいました。
こんなことでほとんど眠れないまま最初の夜がようやく明けました。
腰は際限なく痛い、ただそれだけ
体中がんじがらめだというのに、現実は・・・朝食が出る
ベッドを起こしてもらい、少し人間に戻ったか?
下半身はそのままだけど、頭の位置が違っただけで世界観が変わるような気がした
朝食はおかゆと、それにかけるふりかけパック、味噌汁
ナースハルコさんも書いてたけど、おかゆにふりかけ?やっぱり梅干しでしょう
その上おかゆの量が、ご飯1杯分をおかゆにしてしまったっていうくらい大量
だれがこんな時にこんなに食べるのよ
食べなくちゃ、体力付けなくちゃ、なんて少し思ったけど、あんなにお腹空いてるはずなのに
まったく食欲がない、2口、3口、味噌汁もそんなもの、で、ごちそうさま
食べ終わったころ夫が来る、どう?って聞かれたけど、どうもこうも腰が痛いだけ
結局、この腰からお尻の痛みは当時より緩和したものの退院した今も続いている。
ただ、今回救われたのは人工呼吸器の管の問題、前回の倍以上の時間だったにも関わらず
まったく違和感が残らなかったこと
麻酔科の先生の話では、管がなかなか入らなくて大変だったとのこと
術前に何度も訴えていたので一番細い管を使うようにしますと言ってくれてたから
入りにくかったのかな?
私は夢の中でしたから何をされても痛くもかゆくもなかったけど
だた、麻酔が覚めるころだったのか、喉から管が出て行くのをなんとなく感じました。
もしかして夢だったのか、現実だったのか、それも定かではありませんが
準備が整い次第順番に一般病棟に移動ですが、その前に肺のレントゲンを撮りました。
もちろん寝たままです。
人工呼吸器を付けてましたから心肺機能が戻っているか見るのでしょうか?
この時まだ酸素マスクを付けていました。後に”カヌラ”という
耳にひっかけて鼻の穴に直接入れる呼吸器に変わっていくのですが
しばらくの間呼吸器の検査は続き、深呼吸を繰り返すよう言われました。
そして、一般病室に、ここがまた前とは違う部屋、窓際でしたが、悩みが生まれた部屋でもありました。