大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

10/5 カモ増加。冬近し。

2012年10月05日 | Weblog
 西の丸庭園は、明日と明後日に開催される 「大阪ウオーク」 の会場設営のため、早朝からトラックや人。
 そのせいか、毎日観察されていたオオタカが、今日は見られなかった。 行事が終わったら再び戻ってきてほしい。

 2日連続出たクロハラアジサシ。今日は北外堀の青屋門付近で奴が来るのを待つため、園内の観察を早めに済ませて現場へ。
 2回の観察記録では10時頃に現れている。やがてポツポツ人が3~4人。
 しばらく待つが出ない! 4~50分待ったがダメみたい。 諦めて先にその場を後にする。 この後出たら相性悪いんだ。

 カモが増えてきたのがうれしい。
 南外堀を東側から眺めると、遠くにコガモと思われる6羽。 昨日はコガモの中にヨシガモが1羽混じっていたので、後で詳しく確認することにして、まずは人工川へ。

 すると人工川にもコガモが6羽。 一人の男性が撮影している。話しでは、今ここに下りてきたとのこと。 南外堀に向かって先のコガモを確認しようとするが、見当たらない。
 わずかな間にここに飛び移ったのだろうか。 コガモは北外堀にも1羽。

 ヒドリガモは北外堀に6羽。東外堀にはひと夏を一人で過ごした♂1羽がいるので、北外堀でなくこっちに下りたらきっと喜ぶだろうにと想像。
 そのうち東外堀にもやってくるだろう。

 北外堀には、他にハシビロガモが6羽。 キンクロハジロが5羽。 ホシハジロが1羽。 カモたちが続々到着して冬も近い。

 この秋はメジロがよく見られ、今日は各所で計72羽を観察。 多い日は100羽を超える。
 モズの高鳴きは音楽堂西上でのみ。

 アオサギは、西の丸庭園の乾やぐらの屋根に2羽と人工川に1羽。
 ササゴイは南外堀に1羽。
 キセキレイが南外堀の石垣に1羽。

 メボソムシクイが市民の森で1羽。
 キビタキの♀型、市民の森、音楽堂西上、豊国神社裏、天守閣東配水池など。
 コサメビタキは、元博物館、水上バス乗り場で3羽。
 エゾビタキは、空堀、西の丸庭園、元博物館などで計9羽。

 エゾビタキは徐々に減ってきたが、今秋は本種が大変多く見られた。コサメビタキとサメビタキとの3種を、私は 「サメ三兄弟」 と呼んでいる。
 同じ兄弟でも、他の2つは国内で繁殖するが、エゾビタキだけは日本を通り越してもっと北の国へ。越冬は日本を通り越して南の国へ。
 つまりエゾビタキは、日本を通過するだけの旅鳥。胸の縦斑が何となくたくましく見えるのだが。

 先に書いたように、6日土曜日と7日日曜日は、西の丸庭園は大阪ウオークの会場。人であふれるので、鳥の方は期待できない。 ただし開放されていて、入場無料。

●今日の鳥たち。
 メジロ、シジュウカラ、ヒドリガモ、キビタキ、メボソムシクイ、コゲラ、モズ、キセキレイ、ササゴイ、コガモ、アオサギ、カワウ、エゾビタキ、カルガモ、コサメビタキ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
コメント (8)
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