・・・四月八日の朝日新聞朝刊、科学欄に日本の新技術「SiCのパワートランジスタ」のめどがついた記事が出ていました。
「パワートランジスターの要点記事」
私は機械が専門なので、この技術の詳しいことは判りませんが、技術の価値はよく分かります。 電気設備で一番遅れていたのが変圧器でしたが、この技術が実用化されれば、とても、すごとことだと思います。
技術の詳しい内容はとにかく、大容量で且つ21700ボルトの電圧に耐えると云う事が書いてあった。従ってこれが実用化されると、国内ので電力送電用の変圧器や、周波数変換して60Hz地域と50Hz地域との電力変換も可能となって、国内消費の一割の電力が節約できるらしい。 100万キロワットの原子力発電所10基分にあたると云う。 そのほかに、大容量電力を使うところではすべて節電効果が期待できる。 全世界を考えるととてつもない需要が見込まれる。 このパワートランジスターの製造技術が難しいらしい。 しかし、企業と大学がめどを付けたらしい。
半導体や液晶などの製造に関しては、過っては日本が技術開発をし、世界をリードしていたが、後発国のメーカーに技術移転などをすることによって、今はその市場を奪われてしまった。
パワートランジスターも、まだ開発されたばかりの技術である。 過っての半導体や液晶の製造技術と同じ過ちを犯さないよう、特許や、技術の保護と公開を国の戦略として、必要なことを実施してほしいものである。