ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

上手くいかないことも予定の内

2013年04月17日 05時51分57秒 | エッセイ

・・・若い時はちょっとした仕事の失敗で、自分の才能を疑ったり、運のなさに嘆いたりと、色々悩んだりするものである。 
     特に、新しいことをしていると、上手くいかないことが多い。 私は会社生活のほとんどの期間、開発業務をやっていたので、上手くいかないことは沢山経験し、そのうち、それが当然の起こりうる、予定になっていた。 しかし、初めて新しいことにチャレンジする人は計画を立てるときに上手くいかないことは予定に入れない。 だから、上手くいかないと失敗したと落ち込んだり、途方にくれたりする。 失敗が予定に入っていると、それを解析して、事前の策をすぐに移れる。資源に余裕があれば、すでに並行して次善の策が実行されていて、どの策かが、上手くいけばロスタイムなしに先に仕事を進めていける。 トヨタ自動車の場合は開発アイテムは何時も三つの対策が取られていて、結果一番良い結果だけを採用して開発を進めていた。 失敗を予定に入れるためにはその分野に精通して経験を積んでないと難しい。しかし、もしうまくいかなかったら、は考えることは難しくはない。 それは物事を謙虚に考えればよいだけの話である。

  むかしは、難しい開発でも、上手くいかないために、落ち込んだことはなかった。 必ず、なんとか解決する自信があった。 その自信が開発を成功させるコツであったように思う。 そのコツをつかんだのは三十年近く経験を積んだ時くらいの時でした。

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