・・・世の中で指導者と云われる人には、二通りあるように思う。 一つは自分の考えを大事にして、行動する人。 もう一つは、人を見て信じて、その人の言う事を自分の考えとして行動する人。
前者は自分の考えの及ばないことは行動できないので、思い切ったことはできない。 後者は人を登用すれば、大きな仕事を、迅速に広い範囲に広げても手が続き、仕事が出来る。
前者の代表が原発処理で味噌をつけた菅元総理。
後者は元総理の小泉純一郎氏。
菅元総理は今だ、原発反対で運動しているが、小泉総理は原発推進から、原発反対に替わっている。
先日の新聞のコラムに、記者が小泉氏になぜ原発推進から、原発反対に変節したかという質問に、「電気事業連合会に騙されたからだ」と云っていたらしい。 これが人を登用して仕事をする人の、やらかす、よくある問題である。
しかし、総理になるような人は、献金や選挙などの要因でなく、登用する人の能力を見極めることをしてほしい。 小泉さんの場合は純粋にそうでなかったのではと疑ってしまう。
理想の指導者は自分の考えのみで動くのでなく、広く人材を登用し、任せる人でないといけない。 しかし、人材を登用するときに、目的達成以外の何事にも惑わされないで、登用する人物の能力を見極め、いざ、実務に対しては、すべて任せて、その人を信頼することが、一番必要とされる能力であると思う。 強いて言うならば、菅氏と小泉氏の良い部分を混ぜたような指導者が良い。