ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

新聞の社説から

2015年07月21日 07時08分14秒 | 新聞・ラジオ・テレビ

・・・私は新聞を毎日、大体のページに目を通す。
   しかしながら、社説は、ほとんど読んだことが無い。
   社説はかたぐるしく感じるし、見出しを見ただけで、難くて、面白くない内容が推定できるからかもしれない。
   
   しかしながら、たまたま、興味のある、「又吉氏芥川賞」と云う見出しがあり、応援している野球チームの勝った翌日の新聞のスポーツ欄を読むような感覚で社説を読んだ。
   社説の文章はとても格調の高い硬い文章だったが、内容は私を引き付けるものがあった。
  
  又吉氏がとても小説好きであることは色々な報道で知られている。  そのことについて次のような文章が書かれていて、同じ考えを、若いころに私も持っていて、真剣に純文学と云われる小説を読んで、自分の考えや生き方を探していたことを思い出した。
   下に、格調のある文章と内容を紹介したくて、その文章を引用します。
  
  「又吉さん自身は少年時代、自分の中に渦巻く疑問や葛藤が、芥川龍之介や太宰治の小説に、表現されていることを見つけ、文学に傾倒していったという。
   日常に違和感を覚えたり、生きづらさを抱えたりしている人は少なくない。  特に若い世代では、孤独にさいなまれたり、同調圧力の強い人間関係の中で、周囲に合わせることに疲れたりしている人もいるだろう。  文学はそうした苦しみを直接解消できるわけではない。 
  しかし、古今東西の小説には、おびただしい数の先人がむきあってきた悩み、悲しみ、喜びなどが詰まっている。  それに触れることで、登場人物への共感を通して自分自身を肯定したり、困難を乗り越える知恵や勇気を得たりすることはできる。」

コメント
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