ソフトバンクが癒しロボットを発売して話題になっている。
人間がしゃべると、音声で対応したり、手や足を動かしたりして、人間や動物の動きをまねた動作や音声を発する。
手塚治虫の鉄腕アトムの時代から、変わったのはハードの発達ですが、ソフトはまだまだ進歩はしていない。
コンピューター本体の計算速度や記憶容量は50年前から比べるととてつもない発達をしてきて、且つ、これからも止まるところが無いように思う。
そして、人間の五感に相当する、センサー類の発達は、とっくの昔に人間の能力を超えた領域のものがたくさんある。
しかし、知能に関する部分については、ハードに比べると、その発達度合いは、お粗末と思う。
文章を書いたり、音楽を作曲したり、将棋や碁を指したり、人と会話したりなどの能力は昔の人工知能の考え方から、基本的には、発達していない。
私が若いころに始まった、経験や知識の蓄積である、人工知能(AI)の考え方から、驚くほどの進歩はない。
これから先も、知能以外の人間の機能分野はロボットにおいて、人間以上に発達していくことと思うが、人間のように考える知能の部分の創造的な働きは、これからも当面ロボットには難しいと思う。