ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

人間は考える「管」

2016年07月26日 05時24分22秒 | 新聞・ラジオ・テレビ

・・・表記の主題のエッセイが、新聞に掲載されていた。

  今まで、何度か、内視鏡検査を受けた経験から、この言葉の意味を身近に感じる。

  体の中で、皮膚に傷を付けずに体の内部がのぞけるのは、口から、挿入する胃の内視鏡と、肛門から、挿入する腸の内視鏡がある。
  しかし、内部をのぞいているつもりが、内部でなく、人間の管の内側を見ているだけであるのである。

  生物は古代、海の生物のイソギンチャクのように、袋状のものだったのが、入り口と出口が別々の、ウニの様な「管」の体になったらしい。
  人間はウニから、形体は複雑になっても、生体の基本は同じらしい。
  「管」の体に、脳がつき、それに手足が付き、また、肺が付きと、複雑になっても、生物の基本形体は海のウニと同じらしい。

  胃や腸の内視鏡検査を経験すると、生物として基本的な成り立ちを思い知らされる。

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