・・・革細工を始めると、革を縫うミシンが欲しくなる。
その理由は、手縫いに比べて、
・縫い目が美しい
・仕事が早い
・疲れない
等の理由で、ミシンがほしくなる。
しかし、本職の革職人の使うミシンは値段が高い、場所を取る、音がうるさい、扱いが難しい、等がある。
素人が陥る、革ミシンがほしい時の罠は、家庭用ミシンで革を縫えるといううたい文句のミシンを買うことです。
ユーチューブなどで厚い革を縫えてる動画を見て、少し高価な革用家庭ミシンを買ってしまう。
私も4万円程度のメーカーのいろんなことが出来る、革用家庭ミシンを購入したが、使っていると、少し厚い革を縫うと、すぐに針が止まり、縫えないので、私の場合、使い物にならなかった。
ほとんどの、この種のミシンは本体や、針の上下運動支持部に、本職用の革ミシンほど剛性が無く、モーターのパワーも少なく、厚いまたは数枚重ねた革や固い革にはミシンの針が止まってしまい、使い物にならないことが多い。
私の場合は針の動きを支持する部品の剛性には問題があるが、昔使っていた、家庭用電動ミシンで、古いACモーターの付いたミシンを改造して使っている。
古いミシンは、モーター回転にすべりが効くACモーターなので、負荷オーバーしてもモーターは簡単に止まらないので、かなりの厚い革でも縫える、今のACモーターは負荷がかかって、滑って、回転が遅くなると自動的に回路が切れ、止まってしまい、負荷オーバーにとても弱い。
また、革を縫う時は一針一針、慎重に弾み車を手で回しながら縫うことが多い、
そのため、頑丈な手回しハンドルが必要です、しかし、普通の家庭用電動ミシンは、縫い初めにチョットだけ回すだけのとても、柔いハンドルしか付いていない。
私は、チャチなプラスティックハンドルの代りに、丈夫で、使いやすい手回しハンドルを自作で付けた。
参照 当ブログの 「ミシンの修理、改造」 2015年01月21日
このミシンを使って、今は革細工を行っている。問題は剛性が無い針と、上糸のテンション不足です。
しかし、何とか、無理、無理、このミシンを使って革細工をしている。