・・・私もサラリーマンを40年以上経験した、そして、その内の、ほとんどを研究開発の仕事で過ごしてきた。
今日の新聞の社会面のトップは二通のサラリーマンの最後の姿を示す記事が並んで掲載されていた。
左の記事はノーベル賞を受賞した研究者のサラリーマンの姿、右側の記事のタイトルは「辞任だけでは変わらぬ」で、下に載っている写真は辞任会見をする、関電の会長と社長と云うサラリーマン経営者。
サラリーマンの最終の究極の二通りの姿のように思う。
私が若い時によく悩んだのは、研究者の様な技術に生きるサラリーマンか、経営者思考のサラリーマンに成るかの選択の岐路に、生活の中でよく経験した。
技術者の生活は若い間はとても楽しい、しかし、家庭の事、人生を考えると経済的に恵まれる方を選びたくなる。
私は性格的なこともあるが、好きな技術者の道を30歳前に選んだ。
話は、元に戻るが、新聞記事の右と左の違いは、サラリーマンの進路の選択の違いだけでないだろうと思うが、選択の結果の違いによる、人生の最後の姿の典型を表した居るように思った。