教師十戒
一、子供をこばかにするな。教師は無意識のうちに子供を目下のものと見てしまう。子供は、一個の人格として対等である。
二、規則や権威で、子供を四方から塞いでしまうな。必ず一方を開けてやれ。さもないと、子供の心が窒息し、枯渇する。
三、近くに来て、自分を取り巻く子たちの、その輪の外にいる子に目を向けてやれ。
四、ほめることばも、叱ることばも真の「愛語」であれ。愛語は、必ず子供の心にしみる。
五、暇をつくって、子供と遊んでやれ。そこに、本当の子供が見えてくる。
六、成果を急ぐな。裏切られても、なお信じて待て。教育は根くらべである。
七、教師の力以上には、子供は伸びない。精進を怠るな。
八、教師は「清明」の心を失うな。ときには、ほっとする笑いと、安堵の気持ちをおこさせる心やりを忘れるな。不機嫌、無愛想は、子供の心を暗くする。
九、子供に素直にあやまれる教師であれ。過ちはこちらにもある。
十、外傷は赤チンで治る。教師の与えた心の傷は、どうやって治すつもりか。
毛涯章平 著「肩車にのって」より
一、子供をこばかにするな。教師は無意識のうちに子供を目下のものと見てしまう。子供は、一個の人格として対等である。
二、規則や権威で、子供を四方から塞いでしまうな。必ず一方を開けてやれ。さもないと、子供の心が窒息し、枯渇する。
三、近くに来て、自分を取り巻く子たちの、その輪の外にいる子に目を向けてやれ。
四、ほめることばも、叱ることばも真の「愛語」であれ。愛語は、必ず子供の心にしみる。
五、暇をつくって、子供と遊んでやれ。そこに、本当の子供が見えてくる。
六、成果を急ぐな。裏切られても、なお信じて待て。教育は根くらべである。
七、教師の力以上には、子供は伸びない。精進を怠るな。
八、教師は「清明」の心を失うな。ときには、ほっとする笑いと、安堵の気持ちをおこさせる心やりを忘れるな。不機嫌、無愛想は、子供の心を暗くする。
九、子供に素直にあやまれる教師であれ。過ちはこちらにもある。
十、外傷は赤チンで治る。教師の与えた心の傷は、どうやって治すつもりか。
毛涯章平 著「肩車にのって」より