小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

人口知能 囲碁プロに勝つ

2016-01-29 05:55:57 | インポート
にわかに信じがたいビッグニュース。
将棋だけでなく、ついに囲碁もコンピューターにやられたのか。
いつか来るとは思っていたが、想像を超えるスピードでその日がやって来てしまった。
コンピューターがみずから学習する人口知能「ディープラーニング」恐るべし。

人工知能が全知全能の神になる日がすぐそこに迫っているのかと思うと、期待どころか恐怖すら感じてしまう。

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グーグルが最新人工知能使い囲碁ソフト開発 プロに勝利
出典:NHK NEWSweb
アメリカのIT企業、グーグルの研究グループが最新の人工知能を使った囲碁のコンピューターソフトを開発し、人間のプロ棋士に勝利したと発表しました。囲碁でコンピューターが人間のプロに勝つのは初めてです。
これはアメリカのIT企業、グーグルの研究グループが28日発行のイギリスの科学雑誌「ネイチャー」に論文を発表したものです。
囲碁は、将棋やチェスと比べて打てる手の数が桁違いに多いことから計算が複雑で、コンピューターが人間のプロの実力に追いつくにはこの先、10年以上かかるとされてきました。
論文によりますとグループが開発した囲碁ソフト「AlphaGo」には膨大な可能性を計算して打ち手を探す従来の方法に加え、「ディープラーニング」と呼ばれるコンピューターがみずから学習する最新の技術が使われているということです。
そのうえで、碁石の位置データに基づいた戦況の見極めと、次に打つ手の選択を2種類の別々の人工知能を組み合わせて計算することで、より強い手を見つけ出す能力が格段に高まったということです。
グループによりますと、中国出身のプロ棋士と対局し、「AlphaGo」は5戦全勝したということで、囲碁でコンピューターが人間のプロ棋士に勝つのは初めてだということです。
グループではことし3月には世界のトッププロ棋士の1人で韓国のイ・セドル九段と対局することにしています。
今回の成果についてグループでは「人工知能の開発に囲碁は最適なゲームだ。今後、この人工知能の技術を気象災害の予測から医療まで実社会のさまざまな場面に役立つものにしていきたい」としています。

囲碁ではこれまで人が優位
コンピューターと人間のゲームでの対戦は、すでにチェスや将棋で、コンピューターが人間のプロを上回る成績を収めています。
一方、囲碁はチェスや将棋と比べて盤が広く、石を置くことができる場所が桁違いに多いことから、コンピューターでは計算が難しく人間が優位を保ってきました。
たとえば対局のパターンは、チェスの場合は、およそ10の120乗、将棋の場合は、およそ10の220乗とされていますが、これが囲碁の場合、10の360乗以上になるとされています。このため、これまでの囲碁ソフトではアマチュア有段者レベルが限界とされ、開発者などの間ではコンピューターがプロ棋士の実力に追いつくには、この先、10年以上はかかると言われていました。

専門家「『大発見』過言ではない」
コンピューター囲碁の研究が専門の電気通信大学、伊藤毅志助教は「囲碁は局面の有利不利を判断するのが難しくソフトの開発者にとってはいわば『最後の砦』として注目を集めるゲームだった。グーグルのグループがここまで早くプロ棋士に勝つという目標を達成したことは非常に驚きで、『大発見』と言っても過言ではないと思う。ディープラーニングの手法が、囲碁という難解な分野にも応用できることを示した非常に注目すべき成果だ」と話しています。
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