旧オタモイ遊園地跡に展望テラスや遊歩道整備 小樽商工会議所が再開発構想案
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出典:北海道新聞
昭和初期に道内屈指のレジャー施設として知られた小樽市内の「オタモイ遊園地」跡周辺の再開発構想を巡り、現地調査などを行っていた小樽商工会議所が基本構想案をまとめた。日本海を一望できる「オタモイ・テラス」や全長約3キロの遊歩道整備が軸。1950年代以降3度も断念された再開発構想が動き出すか注目されそうだ。昨年2月に家具・インテリア製造小売りのニトリ(札幌)が同会議所に調査費5千万円を支援し、構想が本格化していた。ただ、再開発の実施主体は未定で、落石対策などでも多額の費用がかかるとみられ、実現へのハードルは依然高い。
構想案では自然をできる限り保護して行うことを基本とし、予定地を
《1》高級料亭「龍宮(りゅうぐう)閣」の跡地
《2》オタモイと同市・塩谷地区を結ぶ遊歩道
《3》旧オタモイ遊園地
《4》来訪者の玄関口―の4エリアに区分した。
断崖絶壁に立っていた龍宮閣跡地を見下ろす新道(しんどう)岬に、休憩可能なオタモイ・テラスを建設。テラスでは拡張現実(AR)を使って往時の光景を再現するなど、最新技術を駆使する。
遊歩道は旧遊園地から塩谷地区に近いポンモイ岬までの3キロに整備。崖の眺望が楽しめるため、冬期にはスノートレッキングでの活用を想定する。旧遊園地跡地はグランピング施設やレジャー船などの停泊施設の開設を計画。市中心部に近いエリアにネイチャーガイドの常駐施設を設置する。同会議所は10月にも構想案を具体化し基本計画案をつくる。概算事業費や整備優先順位なども示す考えだ。
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ワクワクする話ですが、実施主体が未定であり、多額の開発資金をどう調達するのか。
今後の動向に注目したいと思います。