ビデオに撮っていた nhk杯将棋トーナメント決勝戦を鑑賞。
藤井竜王対佐々木八段という若手同士の楽しみなカード。
中盤までは互角の戦いであったが、少しずつプラスの手を積み重ねて、終盤は藤井竜王がはっきり一手勝ちの形勢となった。
最終盤、佐々木八段が3二竜と首を差し出したところで、藤井竜王は迷わず詰ましにいく。
この思い切りのよい踏み込みが藤井将棋の真骨頂だ。
角を取りつつ王手で桂馬を跳躍する華麗な寄せが炸裂。
この詰み筋は数手前から読んでいるものだろう。
15手詰め程度であれば、藤井竜王なら瞬間的に見えてしまう。
読みの精度が並の棋士とは比較にならない。
次元の違う圧巻の勝利であった。
次元の違う圧巻の勝利であった。
これで今年度の一般棋戦、日本シリーズ、銀河戦、朝日杯、NHK杯と全4つを制覇。
史上初の快挙を達成した。
この日は渡辺棋王からタイトルを奪取し、六冠を達成。
八つのタイトルのうち六つを手中に収め六冠となった。
残るは名人、王座の二つだが、
名人戦は挑戦者として来月から戦うことが決まっている。
また、王座戦はタイトルホルダーのシード権により2次予選から参加予定。
早ければ、今年10月には八冠達成が見られるかも。
タイトル戦8つ、一般棋戦4つ、コンプリートも。
将棋界は、藤井一強時代がしばらく続くのではないだろうか。