図書館で借りた本
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息が詰まるようなこの場所で
新聞の書評欄をみて予約、一気に読了。
タワーマンションに住む人々の焦燥と葛藤を描くヒューマンドラマ。
タワマンには3種類の人間が住む。
資産家、サラリーマン、地権者。
そこには他人と比較したがる現代社会の縮図がある。
低層階のサラリーマンだって、最上階に住む資産家だって、それぞれの悩みを抱えながら懸命に生きている。
他人との比較で自分の心をざわつかせることほど無意味なことはない。
大切なのは自分自身の人生をどう有意義に生きるのか。
すべては自分次第なのだ。
主人公の一人、最上階に住む医師の長男、小6高杉隆の卒業式答辞の内容とともに読後感は爽快だ。
おすすめの一冊。