小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

パラダイムシフト

2023-09-28 08:20:26 | 雑感

ビジネスシーンでは「革新的なアイデアによって市場を変化させる」という意味合いで使用されることが多いパラダイムシフト。

自分も頭の硬い中年オヤジになった今だからこそ、あえて「見方を変える」、「固定観念をうち破る」といった柔軟な思考を意識的にしていかなければなりません。
先日読んだ本の一節に好例が載っていたので自分のために記しておきます。

 

 

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世界をどう見て、どう理解し、どう解釈しているか、それがバラダイムです。
パラダイムによって言動が変わることを考えれば、道をさし示す、私たちの頭の中の地図であるとも言えるでしょう。

スティーブン・R・コヴィー博士が「7つの習慣」の中で次のようなエピソードを紹介しています。

ある日曜日の朝、コヴィー博士はニューヨークの地下鉄でパラダイム・シフトを体験しました。
乗客は黙って座っていました。
新聞を読む人、目を閉じて休んでいる人。
そこに突然、ひとりの男性が子どもたちを連れて乗り込んできました。
子どもたちは大声で騒ぎだし、車内の平穏は一瞬にして破られます。
男性はコヴィー博士の隣に座り、目を閉じていました。
子どもたちは大声で言い争い、物を投げ、あげくに乗客の新聞まで奪いとるありさまでしたが、驚いたことに男性は何もしようとしません。
博士は苛立ちを押さえられず、自分の子どもたちの傍若無人ぷりを放っておき、親として何の責任も取ろうとしない彼の態度が信じられませんでした。
コヴィー博士は精一杯穏やかに、「お子さんたちが皆さんの迷惑になっていますよ。少しおとなしくさせていただけませんか」と忠告します。
男性は目を開け、子どもたちの様子に初めて気づいたかのような表情を浮かべて「ああ、そうですね。どうにかしないといけませんね」と言いました。
それに続く男性の話によると、子どもたちの母親がついさっき亡くなったということでした。
「これからどうしたらいいのか・・・・・・あの子たちも動揺しているんでしょう......」
その瞬間にコヴィー博士のパラダイムはシフトしました。
突然、子どもたちの様子がまったく違って見えました。
違って見えたから、感情も変化します。
苛立ちは消えてなくなり、男性の苦しみに共感し、同情と哀れみの感情がとめどなくあふれ出ます。
博士はお悔やみを述べ、「何か私にできることはありませんか?」と語りかけました。
すべてが一瞬にして変わったのです。

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異なるパラダイム

自分のバラダイムをシフトさせ、物事の見方を変えると、可能性も変わってきます。
だれもが抱いている一般的なパラダイムについて、何人かの著名人の発言をまとめましたので、読んでください。


「問題が起きるのは失敗したということだ」

「私は人生を通して、問題をチャンスととらえてきた」

ークララ・シー


「情熱に従え」

「情熱に従うのではなく、自分の才能に従え。何が得意なのか見極め(早いうちに)、その得意なことで偉大になると決意しよう」

ースコット・ギャロウェイ



「過去が未来を予知する」

「未来に向かうというのは、過去に選択した道から生まれる機会ではなく、自分の力で創造するビジョンから生まれる機会をつかむことだ」

ーワーナー・エアハード


「成功は失敗の反対だ」

「勝利はたしかに素晴らしい。しかし人生で本当に何かを成し遂げようとするなら、その秘訣は負け方を学ぶこと。ずっと負け続ける人なんていない。完全な敗北を喫しても、立ち上がり、また勝ちに行けば、いつかはチャンピオンになれる」

一ウィルマ・ルドルフ



「最後はうまくいく」

「人生は公平ではない。そのことに慣れるべきだ」

ーチャールズ・J・サイクス