ニトリの働き方
以下自分用メモ。
- 現状を否定することから仕事は始まる。
似鳥会長は今でも店舗に行くと困っていることはないかと尋ねる。
そこで「ありません」と答えることは、ニトリではありえない。
問題意識を持ってお客様や従業員に接していれば、日々小さなことであっても必ず課題に気づくはずだから。
次に、気づいた不合理をいかに本質的なところまで掘り下げられるかが重要。その能力はもともとある才能ではなく、経験で磨かれていく。
若いうちから問題点の発見と深堀りを繰り返すこと。
その反復練習によって本質的な課題が発見できる能力を身に付けることができる。 - 共通して理解できる数字を使って目的や根拠を示せば、皆が賛同し意見を出してくれる。
- 部下に無能者はいない。部下をサポートし、成長させて自分や組織の大きな力になってもらう。それができない無能な上司がいるだけ。
- 積極的な姿勢が周囲を巻き込み、前進する原動力になる。
- 叱るとは、未熟で不慣れな後輩に、一日も早くプロとしての仕事ができるようになってほしいというコミュニケーションである。
- 指示を出しても思った成果が出てこないとき、無能な上司ほど、すぐにやりたがる。
しかし、それでは人は育たない。
部下にトライアンドエラーを数多く経験させ、成功するよう指導することで成長の下支えをする。 - 私生活に関してもある程度知っておき、悩みを解決する方法を教えてあげるのも上司の仕事。
仕事だけのドライな関係では人はついてこない。
持病を抱えていたり、夫婦仲が悪かったり、嫁と姑の関係がうまくいっていないとか、子育てに何か問題があるというふうに、私生活で悩みがあると、仕事でも全力を出せない。心が疲れると、考えること自体が嫌になってしまうもの。個人的な悩みは、深ければ深いほど仕事への影響が大きい。
だからこそ、部下を持った人は、部下から頻繁に悩みを相談され、それに対して的確なアドバイスをあげられるような人間関係をつくるよう、努力しなければならない。部下が今の生活や仕事のことで何かに悩み、会社を辞めようかと考えるような壁にぶつかっているときに、それを乗り越える手助けをするのも当然上司の仕事だ。
ニトリ会長って、人を使うのがとてもうまいのだろうな。
いや、揺るがない信念があるから、人を惹きつけ、その魅力で人が自然と使われてしまうのだろう。
御年78歳。
いや、絶対に見えないな。バイタリティが溢れ、最低でもあと10年は第一線に立っているのだろう。
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