Googleは、「より良い上司」について調査研究している。
この調査で、「優秀な管理職」には8つの資質があることが確認された。
逆の行動が「有害な上司」の行動になるが、ほとんどの有害な上司は、自分に問題があることに気づいていない。
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■(本人が気づいていない)有害な上司の8つの特徴
(1つでも「はい」と答えたなら、有能ではないリーダー、有害な上司と見られている可能性がある)
①部下に技術指導をしなければならない時、イライラしてしまう。
――Googleの調査によると、優秀な管理職は、コーチングスキルに関して部下から高い評価を受けています。
②部下の仕事をすべてダブルチェックしなければならないと思っている
――これはマイクロマネジメントの一種であり、非常に有害な性質と考えられています。
③部下が仕事をきちんとこなしているかどうか以外には、部下のことを何も知ろうとはしない。
――心の知能指数(EQ)は、管理職としての成功を最も確実に示す予測因子のひとつ。信頼と尊敬を得るには、気遣いが不可欠。
④常に予定より遅れていて、方向が定まっていないと感じる。
――コントロールができず、仕事をうまく取り仕切れていないように見えるのは、自己管理ができていない証拠。自分自身の効率と生産性を管理できないのであれば、それをほかの人に期待するのは無理な話です。
⑤チームと対話するよりも、オフィスにこもっていたい。
――非社交的な傾向は、コミュニケーションが苦手と感じている人の特徴です。
⑥部下のキャリアアップは、自分ではなく、部下の関心事であるべきだと考えている。
――部下の成功に投資すれば、部下の忠誠心と定着率が高まります。また、あなたにとって部下が、より価値のある存在にもなります。
⑦現在のチームで既存の目標を達成するところを想像できないせいで、部署の成長を計画できない
――優れた管理職は、常に成長に関する明確なビジョンを持っており、それをチームに伝えることで、彼らのモチベーションを高めています。
⑧自分にはないスキルを部下が持っており、それに頼らざるを得ないことが気に食わない。
――一流の管理職は、自分自身の強みを知っており、チーム内の誰かの強みに脅威を感じないものです。
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さて、自分に置き換えて考えてみよう。
①部下に技術指導をしなければならない時、できない部下にイライラして顔に出ているかも。気を付けなければ。
②部下の仕事をすべてダブルチェックしなければならないとは全く思っていないので、この点は問題なし。
③自分は仕事以外でも部下のことを知ろうとしてる方だとは思う。
④業務が計画どおり進んでいるか、段取りを常に気にしている方だとは思う。
⑤チームと対話するよりも、オフィスにこもっていたいとは、全く思わない。
⑥部下のキャリアアップは、まさしく自分の関心事である。
⑦常にチームの目標、明確なビジョンを伝えるよう心掛けている。モチベーションを高めるためには夢を語ること。
⑧自分にはないスキルを部下が持っていることに、脅威は全く感じたことはない。
自分が一番気にしなればいけないのは、部下に技術指導をしなければならないときに、イライラしないこと。相手に応じて適切な言葉を駆使し、分かりやすく。
前に読んだ本の中にあった以下をしっかりと心に留めていなければ。
・叱ると怒るの違いは叱る側の感情の違いに過ぎないと認識する。
・苦しみを与えることで人は変わる、反省する、と考えてはいけない。
・叱ると罰とは、構造的な違いはほとんどない。
・苦しまないと人は変わらないという思い込みが多くの人の中に存在している。この思い込みは根深い。頭で理解していたとしてもなかなか消えないものだと認識する。
そして、歳を重ねて老化により頭が硬くなっていることも。
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