第171回直木三十五賞 受賞作
夏に予約していた本がやっと自分に順番が回ってきた。
読んでいくうちに止まらなくなり、あっという間に読了。
面白い小説あるある。
短編小説6作品は、どれもストーリーが秀逸。
次はどんな展開があるのだろうと、わくわく期待しながらページをめくる自分が、気がつけばそこにいた。
一穂ミチ、あっという間にファンになった。
ほかの本も読んでみよう。
ツミデミック 単行本 – 2023/11/22
一穂ミチ (著)
大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。ある日、バイト中にはなしかけてきた大阪弁の女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗った。過去の記憶と目の前の女の話に戸惑う優斗はーー「違う羽の鳥」
一穂ミチ (著)
大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。ある日、バイト中にはなしかけてきた大阪弁の女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗った。過去の記憶と目の前の女の話に戸惑う優斗はーー「違う羽の鳥」
調理師の職を失った恭一は家に籠もりがちで、働く妻の態度も心なしか冷たい。ある日、小一の息子・隼が遊びから帰ってくると、聖徳太子の描かれた旧一万円札を持っていた。近隣の一軒家に住む老人からもらったという。隼からそれを奪い、たばこを買うのに使ってしまった恭一は、翌日得意の澄まし汁を作って老人宅を訪れるがーー「特別縁故者」
先の見えない禍にのまれた人生は、思いもよらない場所に辿り着く。 稀代のストーリーテラーによる心揺さぶる全6話。