夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

象使い図 平福穂庵筆 明治7年(1874年)頃

2022-12-09 00:01:00 | 掛け軸
平福穂庵は明治前期に多くの展覧会で活躍し、荒木寛畝、橋本雅邦らとならぶ東京画壇の十大家としてその実力を認められた画家です。平福穂庵が描いた動物画で著名なのは「乳虎」ですが、従来、この作品は東京の日比谷公園での写生をもとに、秋田に帰郷後描かれたとされておりますが、実際には穂庵が上京した明治19年から20年にかけて都内を巡業していたイタリア人チャリネによるサーカス団の虎がモデルになったものと考えらてい . . . 本文を読む