夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

湖山遊禽 平福百穂筆 昭和初期頃 その138

2025-01-26 00:01:00 | 掛け軸
平福百穂は近代南画の最後の画家と称されていますが、意外にもその作品群は1916年(大正5年)に金鈴社結成後となる晩年であり、これ以降に中国の画像石や画巻、南画への関心を示す古典回帰が見られる作品を発表しています。本日紹介する作品はその時期にあたりますが、結実した作品は亡くなる直前の1932年(昭和7年)の「小松山」などであり、自然主義と古典が融合した作品を生み出すに至っています。 湖山遊 . . . 本文を読む