
当方の蒐集は柳と蛙のようなもの・・・。

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柳と蛙:ある時、池のほとりを散歩していた小野道風は、蛙が柳の虫を取ろうとして何度も飛び上るのを目にします。

何度も何度も繰り返し飛びついていた蛙は、ついに柳に飛びつくことに成功します。それを見た小野道風は発奮努力して学問・書道に専心し、ついに大成したという。努力を続ければ必ず目的を達することができる、ということを教えてくれた蛙。

* 小野道風は平安時代の代表的な書家三蹟 の一人。上記の話は花札の絵柄にもなっていますね。
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今回の作品も高嶺の花の作品に飛びつく小生のよう・・・・、少ない資金で良き作品を得ようと飛び跳ねている。
贋作考 柳下蛙 伝小杉放庵筆 その8
紙本水墨淡彩絹装軸 軸先木製 合箱入
全体サイズ:横385 *縦1285 画サイズ:横235*縦195

一見良さそうに見える作品・・・。

和紙に描かれています。小杉放庵は高級な和紙に描いた作品が多い・・。

蛙の図柄が面白いのだが・・・。

落款はいいのですが、果たして印章は許容は範囲か・・・???
→資料(下記写真中と右)との比較



この微妙さを一目見て判断できる素養が当方にはまだ足りないようです。
吉田松陰の名言「過ちをないことではなく、過ちを改めることを重んじよ。」か・・・。