夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

鷭之図 高間惣七筆

2012-05-23 06:20:38 | 掛け軸
友人と食事をした時に友人が「人間は番で生きるのが自然なのさ。」と言っていました。
それからかなんとなく番を題材にした作品が集まるようになりました。

ふだん何気ないようですが番で居られることを感謝し、大切にしなくてはいけません。

といって集まるのはいいのですが、すでに書斎の棚も満杯になりました



本日は洋画家の番の日本画の作品です。


鷭之図 高間惣七筆
紙本水墨淡彩 軸先鹿角 共箱
全体サイズ:縦1435*横600 画サイズ:縦350*横490



箱書きには昭和六年春と著されており、昭和6年(1931年)46 歳の作品であることがうかがえます。

  


鷭はクイナ科の鳥。水辺にすみ、全長33センチくらい。全体に灰黒色で、額からくちばしにかけ鮮紅色。泳ぐときに首を前後に振る。温・熱帯に分布。北日本では夏鳥であるが、南日本では留鳥。《季 夏》



表情がほのぼのとしており、簡素な絵ですがいい作品になっています。




高間惣七 (たかま-そうしち): 1889-1974 大正-昭和時代の洋画家。明治22年7月25日生まれ。白馬会洋画研究所にまなび,東京美術学校(現東京芸大)在学中から文展に入選,大正7年文展で「夏草」が特選,帝展では9-11年連続特選。13年槐樹社を結成,昭和30年独立美術協会員となった。昭和49年1月26日死去。84歳。東京出身。作品はほかに「晴れ日」「海風」など。



昨日は赤坂のホテルのバーで痛飲・・・


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