仙果図 奥村土牛筆

仙果図　奥村土牛筆
絹本水墨軸装　軸先本象牙　時代合箱
全体サイズ：縦1225＊横635
画サイズ：縦232＊横262（色紙横サイズ）

桃は原産地は中国黄河上流で、中国では昔から邪気を祓い不老長寿を与える植物として親しまれており、中国において仙木・仙果（神仙に力を与える樹木・果実の意）と呼ばれています。

桃で作られた弓矢を射ることは悪鬼除けの、桃の枝を畑に挿すことは虫除けのまじないとされます。日本に伝わったのは古く、弥生時代にはすでに食べられていたようです。果肉の色から白桃と黄桃に分けられます。主に白桃は生食に、黄桃は缶詰めに用いられます。

本作品は絹本色紙に描かれた作品を傷んでおり、軸装に仕立てたものと推察されます。AJCオークションに出品された「仙果」と同じタッチで描かれ、同時期の作品とも推察されます。





下記の写真はＡＪＣオークション出品作品です。





ネットオークションから非常に廉価で購入した作品であり、鑑定書もなければ、共箱でもありません。

通常は真作とは思えないルートです。

さて、本作品は真作や否や・・・